フォーミュラE、”ツインモーター”使用禁止へ。影響を受けるのは日産のみ?
FIAは、フォーミュラEのシーズン6からツインモーターの使用を禁止する方針を明かした。
Sébastien Buemi, Nissan e.Dams, Nissan IMO1, Stoffel Vandoorne, HWA Racelab, VFE-05, Lucas Di Grassi, Audi Sport ABT Schaeffler, Audi e-tron FE05, Gary Paffett, HWA Racelab, VFE-05
Sam Bloxham / Motorsport Images
FIAは14日(金)に行われた世界モータースポーツ評議会で、フォーミュラEのシーズン6(2019/20年)から、ツインモーターの使用を禁止する方針を決定した。
フォーミュラEは、シーズン2にパワートレインの開発を解禁。それ以来、メーカーは使用するモーターの数を1基にするか、2基にするか自由に決定することができていた。
これまでNIOやNEXTEV、DSといったメーカーがツインモーターを採用してきたが、大きな成功を収めることはできず、第2世代マシン『Gen.2』が導入されたシーズン5から、モーターを1基に変更した。
この結果、現在シーズン5を戦っているチームの中でツインモーターを採用しているのは日産・e.ダムスだけだと考えられている。ただ、日産はパワートレインの詳細について口を閉ざしたままだ。
日産・e.ダムスは今季未勝利ながら5度のポールポジションを獲得している。これは全チームで最多であり、ライバルたちはその予選パフォーマンスに注目している。
ベルリンePrixを2位で終えたセバスチャン・ブエミ(日産・e.ダムス)に、チームが予選で速さを見せている理由についてmotorsport.comが訊くと、彼は次のように答えた。
「僕たちはいくつかの選択をした。そのうちの一部が効果を発揮していて、いくつかはそうじゃない」
「僕たちのマシンは明らかに、エネルギーを節約する必要がない予選では速い。だけど、決勝では効率的ではない。単純にそういう傾向なんだ」
「何かを決断して、ポジティブなことが得られればハッピーだ。そうじゃなくても、それはそれだ」
「(ライバルに対して)ロビー活動をしたり、舞台裏で”フェアじゃない”と泣いたりしないで欲しい。表で言う分には結構だ。最終的にフェアならいいんだ」
WMSCでの決定について、FIAは「技術規則の変更が承認された。MGU(モーター)の最大数を2から1に減らした」と声明を発表している。
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