チームオーダーが勝利を奪った……ベルニュ「僕にとっては最悪の瞬間だったと思う」

DSテチータのジャン-エリック・ベルニュは、フォーミュラEの第14戦ベルリンePrixの予選でポールポジションを手にしたものの、チームメイトとの順位を入れ替えるというチームからの指示により、優勝のチャンスを逃したと悔やむ。

チームオーダーが勝利を奪った……ベルニュ「僕にとっては最悪の瞬間だったと思う」

 DSテチータのジャン-エリック・ベルニュは、逆転でのチャンピオン獲得を目指し、フォーミュラE第14戦ベルリンePrixをポールポジションからスタートした。しかしチームメイトのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタとのポジションを入れ替えるように指示され、それに従ったが、そのことによって順位を落とすことになってしまい、最終的に勝利を逃すことになったと悔やんでいる。

 かつて2度フォーミュラEのチャンピオンに輝いたベルニュは、ランキング12番手でベルリンePrix連戦を迎えた。そして予選では最速タイムを記録してポールポジションを獲得。チームメイトのダ・コスタも2番手に続いており、ランキング首位との差を一気に縮める可能性が高そうに思われた。

 決勝でもDSテチータの2台は隊列の先頭を堅持。しかしチームは、ふたりのドライバーの順位を入れ替えるように指示。これによってベルニュはポジションを2番手に落としたばかりか、1.1秒を失うことになった。

 その結果、ルーカス・ディ・グラッシとレネ・ラストのアウディ2台、そしてエドアルド・モルタラとノーマン・ナトーのベンチュリ2台に先行されてしまう。そして最終的にベルニュは、6位でレースをフィニッシュした。

 そのベルニュはレース後、ダ・コスタとのポジションを入れ替えたことによって勝利を失うことになったと、motorsport.comに対して語った。

「アントニオを先に行かせなければいけなかったのが、最悪の瞬間だったと思う」

 ベルニュはそう語った。

「コーナーひとつで、4つもポジションを失った。そして6秒以上も失ってしまったんだ。それが、その時に起きたことだ」

「それがなければ、僕は勝利を目指して戦うポジションにいるつもりだった。このミスを犯したのは、とても残念だ。好きなように書けばいいけど、僕は判断力が欠如していたと言うだろうね」

「このことは、僕に大きな影響を与えたので残念だ。僕も時々ミスをするし、チームもミスを犯すことがある。それは協力し合うこと、そして共に強い立場に戻ろうとする上での問題だと言えるだろう」

 一方でダ・コスタは、チームのマシン”DS E-Tense FE21”がエネルギーマネジメントとタイヤのデグラデーションの面で弱点を抱えているために、ポジションを落とすことになったと主張する一方で、チームメイトが抱えるフラストレーションにも同意できると語った。

「チームがポジションを入れ替えるという指示をしたことで、彼は本当にひどい目に遭った。僕のレースには影響を及ぼさなかったけど、間違いなく彼のポジションを奪うことになった。アウディの2台に先行されてしまうことになったからね」

「彼はそのことについて声を上げている。それは当然のことだと思う」

 ダ・コスタ曰く、彼はマシンの欠点を補うために、ドライビングスタイルを変えて適応する必要があったと語る。

「今年の僕らは、ニューマシンを投入して以来、リヤタイヤ……タイヤに関して全般的に非常に厳しい傾向にある。僕らはそれを補うために、ドライビングスタイルを含む多くの細かいことに取り組んできた」

「でもその傾向は、僕ら2台のマシンにおいて明らかなことだ」

 

Read Also:

シェア
コメント
ランキング首位のデ・フリーズ、リンとの接触で無念の無得点「トップ10も可能だったかもしれないのに」
前の記事

ランキング首位のデ・フリーズ、リンとの接触で無念の無得点「トップ10も可能だったかもしれないのに」

次の記事

フォーミュラE最終戦ベルリン予選:バンドーンが今季3度目PP。王座争う13名の最上位は3番手のエバンス

フォーミュラE最終戦ベルリン予選:バンドーンが今季3度目PP。王座争う13名の最上位は3番手のエバンス
コメントを読み込む