WECスパ→FEベルリン2戦目の“はしご参戦”問題、11チームの投票結果は「却下」
WEC(世界耐久選手権)と日程が重複する5月のフォーミュラEベルリンePrixのダブルヘッダーについて、2戦目へWEC掛け持ちのドライバーが出場できるようにするかどうかの投票が行なわれた結果、全会一致とはならず却下されたことが分かった。
5月にダブルヘッダーで行なわれるフォーミュラEベルリンePrixに向け、日程が重なるWEC(世界耐久選手権)と掛け持ちしているドライバーのベルリンePrixレース2からの出場を許可するかどうかの投票が行なわれた。その結果、全会一致とはならず、却下されたことが分かった。
5月11~12日にかけて開催予定となっているフォーミュラEのベルリンePrixは、WECスパ6時間レースとの日程が重複している。両カテゴリーを掛け持ちしているドライバーが複数おり、彼らはこのレースのどちらかに出場するかを選ぶことになった。
ただスパ6時間レースは11日に決勝が行なわれる。そのため、WECに参戦したドライバーも、12日のベルリンePrixレース2には参加できる可能性があったのだ。
FIAのレギュレーションでは、ベルリンePrixは2戦で1イベント扱いとなっていることから、11チームの全会一致の賛成がなければ、2レース間でドライバーを入れ替えることができない状態になっていた。
今季、フォーミュラEとWECの両方に参戦するドライバーは、エンヴィジョン・レーシングのセバスチャン・ブエミとロビン・フラインス、DSペンスキーのジャン-エリック・ベルニュとストフェル・バンドーン、マヒンドラのニック・デ・フリーズとエドアルド・モルタラ、そしてアプト・クプラのニコ・ミュラーの計7人となっている。
そのうちベルニュ、バンドーン、モルタラはフォーミュラEを優先し、4人がWECを優先すると見られていた。そしてWECを優先した4人が12日のベルリンePrixレース2に出場するために、11チームの承認を求めていたのだ。
この問題に関して、16日までフォーミュラEの各チームが電子投票で意思表示を行なった。そしてその結果、全会一致とはならず、却下されたことがわかった。
motorsport.comの調べでは、少なくとも1チームがこの提案を拒否していたことが分かっている。
この投票結果によって影響を受けるチームは、ベルリンePrixでどのリザーブドライバーを起用するかについて、まだ正式に明らかにしていない。
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