登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本

【フォーミュラE】マラケシュePrix決勝:グリッド降格もはね退け、ブエミが開幕2連勝

フォーミュラEマラケシュePrixは、ルノー・e.ダムスのセバスチャン・ブエミが優勝を果たした。

Sébastien Buemi, Renault e.Dams

Sébastien Buemi, Renault e.Dams

Renault Sport

 フォーミュラE第2戦マラケシュePrix決勝レースが行われ、セバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)がトップチェッカー。開幕戦に続き連勝を果たした

 5グリッド降格のペナルティを科せられて7番グリッドからスタートしたブエミは、前を行くマシンを1台ずつ抜いていき、先頭を走っていたフェリックス・ローゼンクビスト(マヒンドラ)が1周早くピットインをせざるを得なかったこと、そして2番手を走っていたジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)のピットレーン速度違反などにも助けられ、33周レースの28周目に首位に浮上。そこからは後続との差を広げ、トップチェッカー。開幕2連勝を果たした。

 サム・バード(DSヴァージン)はブエミと同等のペース、戦略でレースを走りきったが、ブエミを抜くには足りず、2位が精一杯だった。

 ポールポジションからスタートしたローゼンクビストは、絶好のスタートを決めてレースをリードしたが、序盤にエネルギーを使いすぎたため、ライバルらよりも1周早いマシン交換を強いられたため、後半は省エネドライブを強いられた。これによりローゼンクビストはペースを上げられず、ブエミばかりかバードのオーバーテイクを許した。とはいえ、フォーミュラE参戦2戦目でのポールポジション獲得+表彰台登壇と、輝きを放った。

 ベルニュは速さを見せたものの、不運に見舞われ続けた。予選をトップで通過したものの、スーパーポールセッションではチームの計測ミスによりアタックのためにコースインすることができず。そして決勝ではピットレーンの速度違反でドライブスルーペナルティ。優勝の可能性もあったが、最終的には8位に終わってしまった。

レースヒストリー

 スーパーポールセッションで2番手を獲得していたブエミは、予選中に消火器が液漏れを起こしていたことが発覚。これにより車重が規定を下回っていたため、ブエミには5グリッド降格のペナルティが科せられ、7番グリッドからのスタートとなった。

 ポールポジションのフェリックス・ローゼンクビスト(マヒンドラ)が絶好のスタートを決め、先頭のポジションをキープしていく。後方からはサム・バード(DSヴァージン)、ネルソン・ピケJr.(ネクストEVニオ)、ジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)と、グリッド通りの順。グリッド降格のブエミは7番手、予選がうまくいかなかったディ・グラッシは12番手を走っていく。

 ポールポジションから飛び出したローゼンクビストが好ペースで逃げ、2周目を終えた段階でバードに2秒のリードを築いた。3周目、ブエミがチームメイトのニコラス・プロストを交わし、さらに7周目にダニエル・アプト(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)も交わして5番手に上がる。

 8周目、アプト、ブエミ、ディ・グラッシの3人にファンブーストが与えられたことが発表された。その翌周、ベルニュがピケJr.をオーバーテイクして3番手に上がっている。

 11周目、ブエミがピケJr.を交わして4番手に浮上。するとその直後、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(アンドレッティ)のマシンがターン8の手前でストップしてしまい、同区間はイエローフラッグが振られた。

 15周目、ベルニュが1コーナーでバードをオーバーテイクして2番手に浮上。しかしこの時点で、すでにローゼンクビストは5秒以上前だ。ただ、ローゼンクビストにも懸念がある。バッテリーの消費量が他車よりも多く、早めのピットインを強いられそうな状況なのだ。

 16周を走り終えた段階で、ローゼンクビスト、ベルニュ、ピケJr.がピットイン。バードとブエミはそのまま17周目へ。そしてブエミは、バードをオーバーテイクして、この時点で先頭に立つ。ブエミとバードは17周を走りきった段階でピットイン。ブエミが3番手でコースに戻った時には、ローゼンクビストは10秒先。バードは4番手でコースに復帰した。

 このピットストップで、ピケJr.にはトラブルがあり、大幅にタイムロスして後退してしまう。さらに2番手のベルニュもピットレーンの速度遺反で、ドライブスルーペナルティを科せられてしまった。

 コースに戻った後のローゼンクビストは、エネルギー残量の懸念からか、ペースが上げられない。後方からは、エネルギー残量に余裕があるブエミが徐々に迫り、25周を走り終えた時点で2秒差まで縮まっている。ベルニュはドライブスルーをこなした、5番手でレースに復帰している。

 ブエミはどんどんローゼンクビストとの差を縮めていき、27周目に入った時点で1秒以内の差となった。そして27周目のターン11でブエミがローゼンクビストをオーバーテイク。ついに首位に浮上。首位に立った後のブエミのペースは他を圧倒しており、ローゼンクビストとの差を着実に広げていく。ローゼンクビストの後方には今度はバードが追いつき、プレッシャーをかけていく。そして31周目にバードがオーバーテイクを完了。2番手に浮上した。

 ブエミは、そのままリードを保って33周を走りきり、開幕戦香港ePrixに続き2連勝を果たした、バードは最後2.5秒までブエミに迫ったが、それが精一杯。ローゼンクビストが3位でフィニッシュし、嬉しい初の表彰台を獲得した。4位にプロスト、ディ・グラッシは5位まで追い上げることに成功した。なおファステストラップはロイック・デュバルが記録した。

 グリッド降格のペナルティを科せられたブエミだったが、その苦難を乗り越えての2連勝。昨年王者の強さが、より増した印象だ。また、デビュー2戦目にしてポールポジション獲得+3位表彰台を獲得したローゼンクビストの才能も光った、そんなマラケシュePrixだった。

フォーミュラE第2戦マラケシュePrix決勝結果

Cla DriverTeamLapsTimeGapIntervalkm/hRetirementPoints
1   9   Sébastien Buemi    DAMS 33 47'40.840     123.4   25
2   2   Sam Bird    Virgin Racing 33 47'43.297 2.457 2.457 123.3   18
3   19   Felix Rosenqvist    Mahindra Racing 33 47'48.035 7.195 4.738 123.1   18
4   8   Nicolas Prost    DAMS 33 47'52.426 11.586 4.391 122.9   12
5   11   Lucas di Grassi    Team Abt 33 47'54.611 13.771 2.185 122.8   10
6   66   Daniel Abt    Team Abt 33 47'59.073 18.233 4.462 122.6   8
7   88   Oliver Turvey  NEXTEV NIO 33 48'02.550 21.710 3.477 122.4   6
8   25   Jean-Eric Vergne    Techeetah 33 48'08.851 28.011 6.301 122.2   4
9   23   Nick Heidfeld    Mahindra Racing 33 48'14.539 33.699 5.688 121.9   2
10   37   Jose Maria Lopez    Virgin Racing 33 48'14.703 33.863 0.164 121.9   1
11   27   Robin Frijns    Andretti Autosport 33 48'17.932 37.092 3.229 121.8    
12   4   Stéphane Sarrazin    Venturi 33 48'21.523 40.683 3.591 121.6    
13   7   Jérôme d'Ambrosio    Dragon Racing 33 48'22.874 42.034 1.351 121.6    
14   47   Adam Carroll    Jaguar Racing 33 48'29.866 49.026 6.992 121.3    
15   33   Ma Qing Hua    Techeetah 33 48'31.273 50.433 1.407 121.2    
16   3   Nelson Piquet Jr.  NEXTEV NIO 33 48'56.292 1'15.452 25.019 120.2    
17   20   Mitch Evans    Jaguar Racing 32 47'55.284 1 lap  1 lap  119.0    
18   6   Loic Duval    Dragon Racing 30 48'51.146 3 laps  2 laps  109.5   1
  nc 5   Maro Engel    Venturi 26 49'11.067 7 laps  4 laps       
  dnf 28   Antonio Felix da Costa   Andretti Autosport 21 35'23.385 12 laps  5 laps 

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 【フォーミュラE】マラケシュePrix予選:新星誕生! ローゼンクビストがポールポジション獲得
次の記事 【FE】ブエノスアイレスFP:バード首位、ローゼンクビストが続く

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

最新ニュース

大嵐のコースウォークは半周リタイア! フォーミュラE東京E-Prixの半公道サーキット、近くで歩いて気付いたコト

大嵐のコースウォークは半周リタイア! フォーミュラE東京E-Prixの半公道サーキット、近くで歩いて気付いたコト

FE フォーミュラE
東京E-Prix
大嵐のコースウォークは半周リタイア! フォーミュラE東京E-Prixの半公道サーキット、近くで歩いて気付いたコト
日本を離れてもなお、日本を愛するフェネストラズ。国内レースは日々チェック……東京E-Prixに向け「オウエンオネガイシマス!」

日本を離れてもなお、日本を愛するフェネストラズ。国内レースは日々チェック……東京E-Prixに向け「オウエンオネガイシマス!」

FE フォーミュラE
東京E-Prix
日本を離れてもなお、日本を愛するフェネストラズ。国内レースは日々チェック……東京E-Prixに向け「オウエンオネガイシマス!」
ヤマハと共にフォーミュラEを目指すローラ……率いるのは元スーパーアグリF1のプレストン「チームを運営するつもりはない」

ヤマハと共にフォーミュラEを目指すローラ……率いるのは元スーパーアグリF1のプレストン「チームを運営するつもりはない」

FE フォーミュラE
東京E-Prix
ヤマハと共にフォーミュラEを目指すローラ……率いるのは元スーパーアグリF1のプレストン「チームを運営するつもりはない」
ドゥカティに乗り換えたモルビデリ、テスト欠場の影響で“本能的”に走れず「それでもリズムは良い。ポテンシャルを感じる」

ドゥカティに乗り換えたモルビデリ、テスト欠場の影響で“本能的”に走れず「それでもリズムは良い。ポテンシャルを感じる」

MGP MotoGP
ポルトガルGP
ドゥカティに乗り換えたモルビデリ、テスト欠場の影響で“本能的”に走れず「それでもリズムは良い。ポテンシャルを感じる」

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本