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フォーミュラE

亜久里FEチーム運営からの退任を語る。「今回の件は僕が決めた」

昨日、チーム・アグリの運営陣から退くことが発表された鈴木亜久里氏。今回の発表に至った経緯、そして今の想いを語ってもらった。

編集: 2016/04/21 13:27

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鈴木亜久里

Salvador Durán, Team Aguri

Salvador Duran, Team Aguri

Jean Todt, FIA President, Alejandro Agag, CEO Formula E and Salvador Duran, Team Aguri

Race winner Antonio Felix da Costa, Amlin Aguri

Race winner Antonio Felix da Costa, Amlin Aguri

Aguri Suzuki with Alejandro Agag, co-founder of Formula E Championship

Daniele Audetto, Super Aguri F1, Anthony Davidson, Super Aguri F1 Team, Aguri Suzuki, Super Aguri F1, Takuma Sato, Super Aguri F1 and Team Guests, Super Aguri F1 Team, SA07, Launch

Salvador Duran, Team Aguri

「今回の件は僕が決めたこと」

 まず亜久里は、そう話してくれた。

「他の投資家が入ってくることになって、僕の意向と違う方向に、僕の名前がついているチームがなってしまうといけないなと思って、退くことを決めた。ホンダさんとか、僕が日本でお世話になっている自動車メーカーもあるし、例えば違う自動車メーカーと組むことになったら、迷惑をかけてしまうかもしれない。今回の決定はすごくシンプルなんだ。
 でも、チームの株を売ってしまうわけじゃない。運営からは退きますが、この後も株は持っているつもりです」

日本企業の参入はまだ先?

 フォーミュラEが開幕したのは2014年の9月。それから2年半にわたって関わってきたフォーミュラEについては、「可能性のある新しいカテゴリーだと思う。レースもすごく面白いしね。でも、当初決めたバジェットキャップでは、とてもやっていけない。あれだけ世界中を転戦したら、当然だよね。だから、ルノーやアウディ、そしてシトロエン(DS)、さらにはジャガーが入ってくるというけど、そういうメーカー同士の戦いになっていくしかないよね」と亜久里は言う。

 フォーミュラEはコストの増大を避ける意味で、当初はワンメイクのマシンでスタート。今季からはパワートレインが自由化され、この後も段階的に様々な部分の開発が自由化されていく予定だ。しかしそれでも、コストの増大は避けられなかったという。F1でもコスト面が問題となっている昨今、フォーミュラEにとっても今後より一層、コスト面をどうコントロールするかは、重要な課題となっていくだろう。

 亜久里はかねてから、日本企業の参加・参入を期待する旨を話していたが、結局その想いが結びつくことはなかった。

「日本のメーカーの参入がゼロだったのは残念だよね。興味を持っているところはあったけど、まだ全然参戦するとか、そういうレベルじゃない。スポンサーにしてもそう。技術面の協力についても含めていろんな話をしたけど、結局着地できなかった」

自分で立ち上げたチーム

 チーム・アグリは、第1シーズンのブエノスアイレスePrixで優勝を果たした。残念ながらこの時亜久里は現地に行けなかったが、これがフォーミュラEでの最良の思い出かと思いきや、まったく別の答えが返ってきた。

「優勝できたのは良い思い出だけど、それよりF1の時のスタッフに声をかけてもらって、チームの立ち上げに関われたのが、一番良い思い出だよね。僕の力不足でこういう形になっちゃったけどね。今、当時のメンバーで残っているのは、マーク(プレストン)だけだもんね」

「第一歩目を一緒に立ち上げたチーム。だから今後も成長して行って欲しいし、良い形になって行って欲しいと思う」

 チームに対して、そうメッセージを送る鈴木亜久里。そして今週末には、パリの市街地で、フォーミュラEのレースが行われる。

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