エマーソン・フィッティパルディの息子が13歳でF4をテスト。充実の走行に父も満足げ
偉大なF1王者を父に持つエマーソン・フィッティパルディJr.は、13歳にしてF4マシンを初体験。マイアミ・スピードウェイでテスト走行を行なった。
1972年、1974年のF1ワールドチャンピオンであり、インディ500も2度制したエマーソン・フィッティパルディを父に持つ“エモJr.”ことエマーソン・フィッティパルディJr.は、13歳にして初めてのフォーミュラカードライブをマイアミ・スピードウェイで経験した。
父であるフィッティパルディは、息子のエモJr.のフォーミュラレーシングにおける最初の一歩をサポートするべく、インターナショナル・モータースポーツのF4マシンを彼にドライブさせた。エモJr.は大雨でトラックが濡れる前まで、レギュラー陣からわずかコンマ数秒遅れという好タイムを記録していたという。
既にカートレースでは複数のタイトルを獲得しているエモJr.。今回の走行もイタリアで行なわれるカート選手権のレースに先駆けて実施されたものだが、彼はフォーミュラカー初体験の感想を次のように述べた。
「フォーミュラカーは乗っていてとても楽しかった。カートとは大きく違うからね。カートでは地面に近い位置に座っているけど、今はもっと高い位置に座っている」
「ホームステッド(マイアミ)でF4のマシンを走らせるというのは素晴らしい機会だ。(F4マシンは)カートよりも断然速いんだけど、僕はカートよりも遅く感じたね! でもブレーキングやコーナリングはこっちの方が良い。気に入ったよ」
また偉大なチャンピオンである父エマーソンから指導やサポートを受けられることに関しては、こう話した。
「もちろん、父は僕よりもたくさんの経験があるし、モータースポーツに関わる多くの人よりも経験があると思う。だから良いことだよ」
エモJr.は今後もカートでキャリアを積んだ後、2021-2022年シーズンのメキシコF4で本格的なシングルシーターデビューを飾る予定となっている。彼には既にマイアミを拠点とする『ブランドインスティテュート』というブランディング会社がスポンサーとしてついており、彼がF1を目指す上でのバックアップをしていくことが約束されている。
現在73歳のフィッティパルディは次のようにコメントした。
「ここホームステッドでエモが初めてF4マシンをドライブした。これは素晴らしいことだ」
「私がワトキンスグレンでF1初勝利を挙げてから50周年の年に、父親としてこれを見届けられるなんて、とても感動的な気分だ!」
「今日は本当に特別なものになった。彼は精神的には(フォーミュラカーレースを戦う)準備ができているし、肉体的には小柄ながらもドライブするには十分な力を持っている。彼はテストを始めるのに適した時期にあると言える」
「フォーミュラカーに乗ることを考えると、ここからのカートでの2シーズンは極めて重要だ。最近では11歳で(フォーミュラカーに)乗り始める子もいると思えば、13歳の彼はこのステップにふさわしい年齢にあると思う」
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