エマーソン・フィッティパルディの息子エモJr.、デンマークF4で14歳にして4輪デビュー
14歳のエマーソン・フィッティパルディJr.は今季、デンマークF4で4輪レースデビューを果たすこととなった。


2度のF1ワールドチャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディを父に持つエマーソン・フィッティパルディJr.は、4月に開幕するデンマークF4にFSPレーシングから参戦することが決まった。
今月14歳となったばかりのフィッティパルディJr.は、これまでヨーロッパのカート選手権で活躍。彼には既にマイアミを拠点とする『ブランドインスティテュート』というブランディング会社がスポンサーについており、アルファロメオF1チームを運営するザウバーの育成プログラム『ザウバーアカデミー』にも加入するなど、早くも多くのバックアップを受けている。
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昨年6月にマイアミ・スピードウェイでF4マシンをテストしていたフィッティパルディJr.だが、今季からはデンマークF4に参戦することとなった。デンマークF4はシーズン開始から1年以内に15歳になるドライバーであれば参戦できるため、昨年はJuju(野田樹潤)が戦いの舞台に選んだことも記憶に新しい。
「フォーミュラカーでのレースにデビューし、デンマークのサーキットを知れることを楽しみにしているよ」
フィッティパルディJr.はそう語った。
「デンマークのことはあまり知らないし、このシリーズのことも、サーキットのこともよく知らない。これはスカンジナビアのドライバーたちからたくさんのことを学べるチャンスだと思っているし、楽しみだよ」
フィッティパルディ一家は今年、アメリカのマイアミからイタリアに移住。フィッティパルディJr.はヨーロッパ各地でOKクラスのカートレースに出場している。
デンマークF4のプロモーターであるAlex Stubberup Frederichsenも、フィッティパルディの参戦を歓迎しており、次のようにコメントした。
「フィッティパルディの名前が出走リストに載るということは、非常にポジティブなニュースであり、そのリザルトに名前が載ることを誇りに思う者もいるはずだ。彼は挑戦を受ける立場になるだろう」
「我々は、このクラスなどあらゆることがどのように機能しているかについて、話をすることができた。きっとエマーソンにとって勉強になる良いシーズンとなるはずだ」
2021年のデンマークF4は、4月24日にパドボーグ・パークで開幕する。なおフィッティパルディJr.は今季後半にメキシコのNACAM F4にも出場する可能性があるようだ。