トヨタ新ブランド「GR」が掲げる"スポーツカーへのこだわり"とは

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トヨタ新ブランド「GR」が掲げる
2017/09/20 8:07

トヨタ自動車の新スポーツカーシリーズ「GR」について、GAZOO Racing Companyの開発者とドライバーが語った。

トークショー
GRブランド
GR発表会
トヨタ自動車豊田章男社長
GR発表会会場の様子

 "永続的なモータースポーツ活動"をミッションに掲げるGAZOO Racing Companyは、その新たな一手として市販車の新スポーツカーシリーズとして「GR」を発表した。

 GAZOO Racing Companyは、モータースポーツ活動の目的を良いクルマ作りの基盤であると明確化している。そこには単なるマニファクチャラーではなくレーシングカンパニーとして実戦の場で市販車を開発、そして販売店を通して多くのファンと接点を築いていき、そこで得られた事業収入でモータースポーツ活動を行うという狙いがある。

 GAZOO Racing Companyの"祖"であるトヨタ自動車の豊田章男社長は次のように語った。

「当社で最前線で戦うものにはGAZOOと名付けています。運動部にもGAZOOスポーツとついていますし、そしてTOYOTA GAZOO RacingにもGAZOOが付いています。GAZOOと名付けるのは単なるブランドではなく、もっといいクルマを作りたい、そしてもっと多くの笑顔を作りたい、そして多くのファイターが乗りたいと思えるようなクルマを作りたいという思いがこもっているのです」

「このカンパニーはもっといいクルマを作ろうよという根性の部分をやっていくところです。数々の工業製品として愛が作るのは自動車だけです。どんな時代になっても愛車と呼ばれるように、今後もクルマに愛をつけてもらえるように、全ての人が Fan to driveを届けることこそがGAZOO Racing Companyだと思います」

 9月19日(火)、11台の「GR」ラインアップが公開されたが、それには70~80名ものGAZOO Racing Companyの技術者が開発に携わっている。GAZOO Racing CompanyのGR開発統括部に所属する森和生はGRブランドについて次のように語る。

「我々はレーシングカンパニーなので、スポーツカーとしてのクルマのこだわりを大切にしています。量産車でいくと組織と仕組みが作るクルマになりますが、我々の場合、人と情熱が作るクルマです。GRはそこにこだわりを持っていると自負しています」

 GAZOO Racing Companyはクルマの開発の現場は机上ではなく、国内外のレースだと謳う。そこでステアリングを握るTOYOTA GAZOO Racingドライバーたちも、ドライバーとしての「GR」の意義について語った。

「豊田章男社長と直接話す中で、レース活動の目的がもっと良いクルマ作りや人を鍛える、ファン作りのためであると伺いました。そうやって明確なみちすじ、つまり目的意識を直接示してくださったのが印象的です」と話すのは世界耐久選手権で戦う中嶋一貴。

「レースをしているとこれが市販車作りに活きているんだと意識するようになりましたし、ドライバーとしても明確な目標がを持ちながらレースできることはありがたいですね」

 さらにGAZOOの原点であるニュルブルクリンク24時間に参戦していた石浦宏明は次のように語った。

「GAZOO Racingの接点の一番最初といえば、ニュルブルクリンク24時間です。僕の普段のレース活動とは違っていて、その時はメカニックが社員さんだったり、社員ドライバーとともに戦ったりしました。そうやって共に戦う中でトヨタの人を鍛える、クルマを鍛えるという活動を目の前で見てきたんですが、それがどこに繋がっているのか明確にイメージできていませんでした。それが今日公開されたクルマに繋がっているんだなということを改めて気づかされました」

 レーシングカンパニーとして大きな一歩を踏み出したGAZOO Racing Company。自動車業界にも新たな風が吹き込こまれることを期待したい。

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