TS050がレース以外で日本初走行。中嶋一貴「すごく特別な瞬間だった」

ル・マン24時間を走るTS050HYBRIDがTGRF2017でデモ走行。日本ではレース以外で初めてデモ走行を行う機会となった。

 富士スピードウェイで行われたTOYOTA GAZOO RACING FESTIVAL 2017で、初めてWEC参戦マシンのトヨタTS050HYBRIDがデモ走行を披露。レース以外で日本を走る初めての機会となり、大きな注目を集めた。

 今シーズンはル・マン24時間レースこそ勝利を逃したが、シーズン最多となる5勝をマーク。セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン/中嶋一貴が駆る8号車がランキング2位を獲得した。

 今回は、TS050のデモランのために、ドイツTMGから専属メカニックが来日し、レース以外で初めて最先端のLMP1車両デモランが実現した。

 朝のオープニングセレモニーは小林可夢偉がドライブしていたが、午後のデモランではFIAの年間表彰式に出席し、今朝帰国した中嶋一貴がサーキットに到着し、TS050のステアリングを握った。

 さらに今回は、トヨタがル・マン24時間に初めて挑戦した時の車両である85C-Lと1992年ル・マン24時間で総合2位し、またSWC(スポーツカー世界選手権)でも活躍したTS010が登場。85C-Lは国本雄資、TS010は小林可夢偉がドライブを担当した。今年のル・マン24時間でLMP1クラスで戦った日本人ドライバー3人と、トヨタのル・マン挑戦の歴史を語る上で欠かせないマシン3台による、超豪華なコラボレーションのデモランとなった。

 TS050をドライブした中嶋は「TS050がTGRFで走るのは初めてですよね。そんな歴史的な場所にいられて嬉しいです。今年は僕たちにとってはシーズン5勝できましたし、ル・マンはちょっと勝てませんでしたけど、こうして今回は皆さんの前でこのクルマを走らせることができて、特別な瞬間だったと思いますし、こうして歴史のあるマシン3台が揃って走れて良かったです」と満面の笑みでコメント。

 また85C-Lをドライブした国本は、こういったヒストリックレーシングカーをドライブするの初めてだったとのことで、「僕が生まれる前のクルマで、走っていて楽しかったです。今のクルマとは全部が違う感じがありますが、エンジンのパワーもしっかり出ていて、すごく乗りやすかったです」と、こちらも滅多にできない経験に興奮気味の様子だった。

 そして小林は今から20年以上前の車両が今でも当時と変わらない迫力ある走りが披露できる状態にあることに感銘を受けていた様子。「現役バリバリの感じで走っているのがすごいですね。エンジンのキレもいいしタイヤもしっかりグリップしてくれるから、本当にすごいですね」と語っていた。

 またTS010をドライブするのも、彼にとっては初めてのこと。小林は「TS050はハイブリッドなので、モーターの力がすごいあります。パワーの感じはTS050の方があると思います、しかしTS010のダウンフォースがすごくて、そんな昔から、こんなダウンフォースのあるクルマがあるんだなと改めて感じました」と驚いていた。 

取材・文/吉田知弘

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この記事について
シリーズ General
イベント名 TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2017
記事タイプ 速報ニュース