伝説的F1カメラマン、シュルゲルミルヒのドキュメンタリーが公開中

伝説的なF1フォトグラファーであるレイナー・シュルゲルミルヒのドキュメンタリー動画が、motorsport.tvで公開されている。

 動画『レイナー・W. シュルゲルミルヒ:凍りつくスピード(原題:Rainer W Schlegelmilch: Freezing Speedm)』は、彼の55年にわたるキャリアの全貌を伝え、motorsport networkで制作されているアーカイブを紹介している。

作品を観るには、ここをクリックしてMotorsport.tvにアクセスしてください

 このドキュメンタリーは、ジェームス・アレンがナレーターを務め、バーニー・エクレストンやジャッキー・スチュワートらが登場。シュルゲルミルヒがグランプリレースの世界で行ってきた功績を説明する。

「レイナーは単なるカメラマンではなく、アーティストをも超越している」

 そうスチュワートは語る。

「彼はほとんど心理学者のようにモータースポーツを見ていた。なぜなら彼は、クルマを降りた人々の姿を、たくさん撮影しているんだ」

 また彼の作品には、悲劇を写したシーンもある。例えばシュルゲルミルは、1970年のイタリアGPで、ニーナ・リントを撮影している。しかしちょうどこの時、夫ヨッヘン・リントはパラボリカ手前で事故を起こし、絶命していた。

 スチュワートはこの写真が、ヨッヘンの事故後に撮影されたモノと信じていたという。しかし、実際には事故が起きたと伝わる前に撮られたモノだった。

 カラー写真が普及されるに連れ、彼は”スピードを凍結”させるような技術を身につけていった。そしてそれは、彼のトレードマークとなった。

「スピードの凍結は、私がとても遅く始めた写真の一種である」

 そうシュルゲルミルヒは語った。

「最初の10年間、私はモノクロで写真を撮影していたから、スピードを凍結することはできなかった。それは、カラー写真でしかできないことなのだ」

「それが発明された時、私はズームで使い始めた。そしてシャッタースピードを長くして、凍結するようになった。私の前を走るレーシングカーを、色でペイントするのだ」

 このシュルゲルミルヒの技術により、1985年モナコGPのステファン・ヨハンソンのフェラーリを写した写真など、いくつかの象徴的な作品が生み出されている。

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