伝説的F1カメラマン、シュルゲルミルヒのドキュメンタリーが公開中

伝説的なF1フォトグラファーであるレイナー・シュルゲルミルヒのドキュメンタリー動画が、motorsport.tvで公開されている。

伝説的F1カメラマン、シュルゲルミルヒのドキュメンタリーが公開中
Nina Rindt waiting for her husband Jochen to pass by. He died in an accident at Parabolica just moments after this picture was taken
Niki Lauda, Ferrari 312T2, after Pflanzgarten
Race winner Ayrton Senna on Lotus-Honda
Ayrton Senna, McLaren
Jo Siffert, Lotus has just stopped for borrowing a dry visor from retired Graham Hill. John Surtees, Honda is passing the pair
Jim Clark, Lotus 49
Rainer W. Schlegelmilch poses in the Motorsport Network office
Photographer Rainer Schlegelmilch
A gallery featuring work by Giorgio Piola, Rainer Schlegelmilch, LAT and Sutton Images

 動画『レイナー・W. シュルゲルミルヒ:凍りつくスピード(原題:Rainer W Schlegelmilch: Freezing Speedm)』は、彼の55年にわたるキャリアの全貌を伝え、motorsport networkで制作されているアーカイブを紹介している。

作品を観るには、ここをクリックしてMotorsport.tvにアクセスしてください

 このドキュメンタリーは、ジェームス・アレンがナレーターを務め、バーニー・エクレストンやジャッキー・スチュワートらが登場。シュルゲルミルヒがグランプリレースの世界で行ってきた功績を説明する。

「レイナーは単なるカメラマンではなく、アーティストをも超越している」

 そうスチュワートは語る。

「彼はほとんど心理学者のようにモータースポーツを見ていた。なぜなら彼は、クルマを降りた人々の姿を、たくさん撮影しているんだ」

 また彼の作品には、悲劇を写したシーンもある。例えばシュルゲルミルは、1970年のイタリアGPで、ニーナ・リントを撮影している。しかしちょうどこの時、夫ヨッヘン・リントはパラボリカ手前で事故を起こし、絶命していた。

 スチュワートはこの写真が、ヨッヘンの事故後に撮影されたモノと信じていたという。しかし、実際には事故が起きたと伝わる前に撮られたモノだった。

 カラー写真が普及されるに連れ、彼は”スピードを凍結”させるような技術を身につけていった。そしてそれは、彼のトレードマークとなった。

「スピードの凍結は、私がとても遅く始めた写真の一種である」

 そうシュルゲルミルヒは語った。

「最初の10年間、私はモノクロで写真を撮影していたから、スピードを凍結することはできなかった。それは、カラー写真でしかできないことなのだ」

「それが発明された時、私はズームで使い始めた。そしてシャッタースピードを長くして、凍結するようになった。私の前を走るレーシングカーを、色でペイントするのだ」

 このシュルゲルミルヒの技術により、1985年モナコGPのステファン・ヨハンソンのフェラーリを写した写真など、いくつかの象徴的な作品が生み出されている。

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