激動の2017年モータースポーツ、編集部が厳選した写真でおさらい
激動の2017年シーズンのモータースポーツを編集部が厳選したフォトギャラリーで振り返り。

技術規則の変更やオーナーの変化により大きな変革期を迎えたF1、18年ぶりにトヨタが参戦復帰したWRC、来年より新たな時代を迎えるWECやWTCCなど、2017年シーズンはモータースポーツ界において激動の年となりました。その2017年モータースポーツを編集部が厳選した写真で振り返りましょう。
またみなさんが考える今年のベストフォトを教えてください。この記事下のコメント欄にご投稿いただくか、Twitterで@MotorsportJP宛、もしくはFacebookの@motorsportcom.japanページの本記事コメント欄でお聞かせください。
1. 18年ぶりにWRC参戦復帰のトヨタ、第2戦スウェーデンで優勝

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写真:: Toyota Racing
WRCスウェーデン(2月10〜12日):最終日をランキングトップで迎えたトヨタのヤリ-マティ・ラトバラは、最終ステージで堅実な走りを見せ、18年ぶりにWRCに参戦復帰したトヨタに今季初優勝をもたらした。
2. 武者修行中の松下と福住。ふたりの勝利に亜久里が感激

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写真:: FIA Formula 2
HFDPのアドバイザーを務める鈴木亜久里が、バルセロナで行われたF2とGP3を視察する中、FIA F2のレース2で松下信治、さらにGP3のレース1で福住仁嶺がそれぞれ優勝した。鈴木はふたりが揃って勝ったという今回の結果について「自分が勝つよりも嬉しい」と顔を綻ばせた。
3. ヒュンダイのヌービル、若手エバンスの走りに固唾を吞む

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写真:: Helena El Mokni / Hyundai Motorsport
WRCラリー・アルゼンチン(4月28〜30日):シーズン序盤にはリタイアが続いていたヒュンダイのティエリー・ヌービルは、アルゼンチンでようやく優勝のチャンスが巡ってきた。最終ステージで走行を終えた後、ふたりは国際映像でコンマ数秒で優勝を争うライバルであるエルフィン・エバンス(Mスポーツ)の走りを見守り、固唾を吞んだ。
4. スコット・ディクソン、インディ500で"宙を舞い"大クラッシュ

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インディカー インディ500(5月28日):決勝レース53周目、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は、周回遅れのマシンに追突。ディクソンのマシンはその衝撃で宙を舞い、タイヤバリアに落下したことで激しく損傷した。結局ディクソンは無傷であり、次戦も出走している。
5. 世界3大レース制覇を夢見るアロンソ、インディ500に初参戦

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写真:: Sutton Images
インディカー インディ500(5月28日):「世界3大レース制覇」という夢を語るフェルナンド・アロンソは、F1モナコGPを欠場し、今季のインディ500に参戦した。結果、マシントラブルによりリタイアとなったアロンソだが、参戦継続の意欲を見せている。
6. 歴史的快挙。佐藤琢磨、インディ500優勝の瞬間

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写真:: Scott R LePage / Motorsport Images
インディカー インディ500(5月28日):レース終盤、エリオ・カストロベネスとの一瞬の隙のない激闘を繰り広げた末、佐藤琢磨が優勝した。101回開催という長い歴史を持つインディ500で、日本人が優勝したことはこれが初めてのこと。帰国後、佐藤琢磨は内閣総理大臣顕彰を受賞。さらに日本に初めてインディ500優勝者たちのレリーフが刻まれたボルグワーナー・トロフィーが来日した。
7. 道頓堀のグリコサイン、インディ500で優勝した佐藤琢磨を祝福

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インディカー インディ500(5月28日):佐藤琢磨のインディ500優勝を祝し、大阪・道頓堀にある電光看板"グリコサイン"に期間限定で佐藤琢磨が登場した。また東京・渋谷のスクランブル交差点にある”渋谷グリコビジョン”でも佐藤を見ることができた。
8. PP獲得数で"憧れのセナ"と並んだハミルトン、F1に新たな歴史を刻む

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写真:: Sutton Images
F1カナダGP(6月11日):メルセデスのルイス・ハミルトンは、カナダGPにてアイルトン・セナに並ぶ65回目のポールポジションを獲得。セナの親族の好意により、生前のセナが使用していたヘルメットをハミルトンへ贈呈した。
9. ポルシェLMP1チーム、過酷なル・マン24時間を制しハットトリック達成

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写真:: JEP / Motorsport Images
ル・マン24時間(6月17〜18日):WEC LMP1クラスに参戦する全5台それぞれに技術的問題やヒューマンエラーによるトラブルが発生するという過酷な戦いとなった2017年ル・マン24時間。結局、2号車ポルシェが優勝し、3年連続ル・マン制覇を達成した。その後、ポルシェは今季限りでLMP1クラス撤退を発表している。
10. ピエール・ガスリー、スーパーフォーミュラで初優勝

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スーパーフォーミュラ第4戦もてぎ(8月20日):今季GP2からスーパーフォーミュラにやってきたピエール・ガスリー(TEAM無限)。本人の目標とは裏腹に苦戦するレースが続いていたが、待望の初勝利を手にした。ゴール後のパルクフェルメで雄叫びを上げ、自身の初勝利を喜ぶ瞬間をカメラがとらえている。
11. 最後の鈴鹿1000km、トワイライトレース

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スーパーGT鈴鹿1000km(8月27日):鈴鹿1000kmで黄金に光る鈴鹿サーキットのコースを見られるのは今年が最後だった。さらにジェンソン・バトンや小林可夢偉がスポット参戦したことにより、多くの注目を集めた。鈴鹿1000kmは来季より鈴鹿10耐に代わる。
12. ルーキーが見せた意地。"2輪2脚"でフィニッシュラインを横切るザルコ

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写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPサンマリノGP(9月10日):テック3・ヤマハのヨハン・ザルコは、7番手でサンマリノGPの最終ラップに入ったが、その時には燃料を使い切ってしまっていた。最終コーナーでマシンがストップしてしまうも、ザルコはバイクから飛び降り、自らバイクを押してフィニッシュラインを目指した。結局ザルコは15位まで順位を落としたが1ポイントを獲得。その姿を見たメインスタンドの観客から多くの歓声が沸き上がった。
13. レース開始早々に跳ね馬が同士討ち。タイトル争いにも大打撃

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写真:: Andrew Hone / Motorsport Images
F1シンガポールGP(9月18日):決勝レーススタート直後にトップグループの3台が絡む事故が発生。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、左にキミ・ライコネン、右にセバスチャン・ベッテルと2台のフェラーリに挟まれるような格好となり、結果3台は接触……それぞれリタイアを強いられることとなった。結局優勝したのはメルセデスのルイス・ハミルトン、フェラーリは2台リタイアという大きな痛手を負った。
14. アロンソ、渋谷で人間"ビックウェーブ"を企画するも急きょ中止

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F1日本GP直前、マクラーレンのフェルナンド・アロンソは自身のブランド”KIMOA”のイベントを渋谷のスクランブル交差点でゲリラ的に実施しようとした。しかしこれは警察によって阻止。アロンソが現場に来ることも止められた。しかしアロンソは、会場が見えるビルに登場。そこから立ち去る際に撮られた1枚
15. リタイアに憮然とするベッテル。メットを被ったままピットに帰還

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F1日本GP(10月8日):フェラーリのセバスチャン・ベッテルはスタート早々にリタイア。ヘルメットも脱がず、憮然とした雰囲気でパドックを歩いていた。編集部員がたまたま通りかかった際、スマートフォンで撮った1枚
16. ハミルトン、インディ500王者に「リング貸して」とおねだり

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写真:: Charles Coates / Motorsport Images
F1日本GP(10月8日):レースで優勝したルイス・ハミルトンと急きょポディウムインタビュワーを務めることとなったインディ500優勝者の佐藤琢磨。佐藤が身につけていた優勝リングに目を留めたハミルトンは「リングを貸して」とおねだり。自らの指にはめ、笑顔を見せた。将来ハミルトンもインディ500に!?
17. ドヴィツィオーゾvs.マルケス。もてぎで繰り広げられた激闘

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写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP日本GP(10月15日):ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、タイトル争いのライバルであったマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)とレースの最終ラップまで激闘を繰り広げた。結局、ドヴィツィオーゾがワイドなライン取りをし、マルケスよりも優れた立ち上がりで0.249秒先にチェッカーを受け、今季5勝目を挙げた。
18. スーパーGTとDTMの"親善イベント"で夢のようなデモストレーションが実現

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スーパーGT第8戦もてぎ(11月11日):スーパーGTの今季最終戦では、GT500とDTMの車両6台によるデモンストレーションランが実施された。10月にドイツで同様の交流デモ走行が行われたが、その際にはホンダ車がいなかったため、合計6台が走行を行ったのはこれが初めてのこととなる。
19. 初フル参戦の道上龍、日本人で初めてWTCC表彰台を獲得

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WTCCマカオ(11月11日):WTCCマカオのオープニング・レースで、道上龍が日本人として初めてWTCCの表彰台に立った。道上の背後にはドライバーズランキングで優勝したテッド・ビョークがいたが、道上の表彰台登壇を脅かすような場面はなかった。
20. 蘇るレジェンドレース。星野と長谷見が日産R92CPでランデブー

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写真:: 吉田知弘
RICHALD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017(11月19日):同イベントに星野一義と長谷見昌弘が来場。ふたりは現役時代に乗っていた日産R92CPでデモレースに出場した。星野らは揃って走行し、当時を彷彿とさせるような手に汗握るサイド・バイ・サイドのシーンを見せるなど、最後まで来場したファンを楽しませた。
21. 新時代の象徴。2017年F1最終戦アブダビGPの表彰台に掲げられる

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写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
F1アブダビGP(11月26日):シリーズ最終戦であるアブダビGPの表彰台で、F1の新オーナーであるリバティ・メディアは、来季より使用するF1の新しいロゴを発表した。この新しいロゴは表彰台で掲げられ、シリーズの改革を印象付けた。
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