スーパーGT&スーパー耐久の予行演習になる? オートポリスの“お祭りレース”にプロドライバーが多数参戦
7月11日にオートポリスで行なわれた「KYUSHU Magical ENDURANCE GAME(マジ耐)」。そこには多くのプロドライバーの姿があり、盛り上がりを見せた。
写真:: 皆越 和也
7月11日、オートポリスにおいて33台のVITAが参加して「KYUSHU Magical ENDURANCE GAME(マジ耐)」が開催された。出場したのは、全国各地でVITAレースに出場しているドライバーがほとんどではあるが、チームは2名から5名まで参加できるため、全国を転戦するスーパーGTやスーパー耐久(S耐)に参戦中のプロドライバーの姿もあった。
GT-RでGT500クラスに参戦中の千代勝正は50号車をドライブ。「クルマのオーナーが九州の方で一緒に出ましょうかと軽いノリで出ることになりました。参加型のレースは久々ですが和気あいあいとして楽しいし今後絶対に盛り上がると思います。VITAは運転の基本が詰まったクルマなので勉強になるし、来週のGTへのウォームアップにもなります」と笑顔で話してくれた。決勝前日のフリー走行では終盤トップタイムをマークしていたが、最後に逆転され「クリアラップが取れませんでした」と苦笑していた。
チームスタッフとの記念写真を撮る千代勝正(左)
Photo by: 皆越 和也
81号車の青木孝行はS耐のDAISHINから参戦。「ワークスは1号車で僕たちは賑やかし」と笑ったが、確かに1号車は大八木龍一郎/萬雲恒明/妹尾智充と鈴鹿のトップランナーがそろっていた。青木の乗る81号車は大八木信行、尾本尚史とかつてのGT300チャンピオンもドライブ。尾本は6年ぶりのレース参戦だった。また2号車はS耐のライバルであるJOE SHINDOのMPレーシングで、監督兼ドライバーの井上恵一も参戦。スタートは81号車が尾本、2号車が井上と監督対決となった。
チームDAISHINは#1と#81の2台体制。応援団も豪華メンバーだ
Photo by: 皆越 和也
また川端伸太朗、上村優太、小河諒ら若手ドライバーをそろえた72号車は福岡の江本玄ドクターのチームで「みんなお世話になってるし、S耐も近いので参加させてもらいました」と小河は8月のS耐を睨みながらオートポリスを駆け回った。
長崎在住でGT300のオーナードライバーであるランナップスポーツの田中篤は、チームマネージャーとエンジニアらとの参戦。RX-7のチューナーとしても知られるスクートスポーツのオーナーでもある小関秀一エンジニアは、今回がレースデビューとなった。
このほか、片岡龍也、檜井保孝、元嶋佑弥らも参戦。またDAISHINのピットには応援に駆けつけた藤波清斗、坂口夏月らの姿もあり、賑やかな顔ぶれがそろった。来年大会にはもっと多くのプロドライバーが出場するものと予想される。
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