FIAベン・スレイエム会長、日本・東京で表敬訪問。石破茂首相やスポーツ庁室伏広治長官らと面会
FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長が石破茂内閣総理大臣やスポーツ庁の室伏広治長官らに表敬訪問を行なった。
Mohammed ben Sulayem, FIA President
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images via Getty Images
F1をはじめ世界の四輪モータースポーツを統括するFIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は先日、日本・東京で表敬訪問を行なった。
年末にFIA会長選挙を控えるベン・スレイエム会長。来日後は日本のFIA加盟団体(ASN)であるJAFの坂口正芳会長が出迎え、JAF本部と関東支部を訪問し、日本のモビリティ分野における“革新的な取り組み”について説明を受けた。
その後、スレイエム会長は坂口会長と共に、石破茂内閣総理大臣の元を訪れ、世界屈指の自動車メーカーを抱え、F1、世界ラリー選手権(WRC)、世界耐久選手権(WEC)、フォーミュラEと4つのFIA世界選手権を開催する日本の立ち位置や、モビリティの未来に関する話し合いを行なったという。
「JAFの坂口正芳会長と共に、東京で石破茂首相にお会いできたことを光栄に思う」とベン・スレイエム会長は自身のソーシャルメディアに綴った。
「我々は自動車技術革新における日本の世界的リーダーシップ、豊かなモータースポーツの伝統、そしてより安全かつ持続可能で、より包括的なモビリティの実現に向けた世界共通のコミットメントについて話し合った」
「4つのFIA世界選手権を主催するなどモータースポーツにおけるJAFの優れた活動や、2000万人を超える会員を代表するモビリティにおけるJAFの役割を特に誇りに思う」
「また、トヨタの豊田章男会長がFIAの名誉ある上院議員であることを光栄に思う。暖かい歓迎に感謝すると共に、日本とFIAの強い絆がさらに深まることを期待している」
ベン・スレイエム会長は石破首相だけでなくスポーツ庁も訪問し、長官を務める室伏広治氏とも意見交換。ハンマー投げオリンピック金メダリストである室伏長官は以前、JAFのゴーカートライセンスを取得し、2022年のF1日本GPやWRCラリージャパンにも来場しており、そのエピソードをベン・スレイエム会長に紹介しつつ、モータースポーツの発展について話し合ったようだ。
またベン・スレイエム会長は東京訪問中に、日本モータースポーツ業界における重役たちとも面会。後にソーシャルメディアに投稿された写真には、ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長やTOYOTA GAZOO Racingの加地雅哉グローバルモータースポーツディレクター、TOM’Sの舘信秀会長らの姿もあった。
その後ベン・スレイエム会長は、2025年のFIA臨時総会および年次会議のためにマカオへと飛んだ。
中東ラリー選手権チャンピオンという経歴を持つベン・スレイエム会長は、2021年末にジャン・トッドの後任として現職に就いた。初の非ヨーロッパ出身者によるFIA会長として、抜本的な組織改革が期待されていたが、任期中は多数の論争を引き起こし、主要人物の相次ぐ離脱が問題となっている。F1やWRCではドライバーに正しい言葉遣いを求め、“言葉狩り”だと多くの非難を浴びた。
前述の通り、次期FIA会長選挙は2025年12月12日にウズベキスタン・タシュケントで実施される。最近では、WRCやダカールラリーで名を馳せ、ウイリアムズF1のカルロス・サインツJr.の父親でもあるサインツSr.が対立候補として出馬する意思を示し、現職のベン・スレイエム会長は規約変更を通じて阻止に動きつつ、再当選のためASNから支持をかき集めている。日本での表敬訪問にも、少なからず仲間集めの意図があると言えるだろう。
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