カペタを見て憧れたマカオに挑戦……フォーミュラ・リージョナル日本王者の小川颯太「夢が現実になった」
2024年のマカオGPに参戦する小川颯太は、少年時代に漫画で知ったマカオという舞台で戦えることは、夢が現実になった気分だと語った。
小川颯太
写真:: Motorsport.com / Japan
今年からF3車両に代わってフォーミュラ・リージョナル車両によって争われる伝統のマカオGP。そこには、昨年のフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)のチャンピオンである小川颯太がTGM Grand Prixから参戦する。往年のマカオF3のように、“日本王者”が世界の猛者と対峙する。
1999年生まれの小川は、かつてフォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS)でスカラシップを獲得してトヨタの育成チームからFIA F4に参戦した経験を持つ。ここ数年はFRJに参戦しており、昨年はチャンピオンを獲得。今年はTGM Grand Prixでスーパーフォーミュラのシミュレータドライバーも務めている。
では小川はシミュレータドライバーとして、具体的にどんな役割を担っているのか? チーム代表の池田和広氏によると、TGM Grand Prixは最近高性能のドライビングシミュレータを導入しており、これを基にレースウィークのセットアップ作業を進めているというが、シミュレーションにより良いセットアップを導き出すには実走行データとの相関性を高めていくことが必要。その助けとすべく、“基準”となる専任のシミュレータドライバーを置いているのだという。
そういったチームとの繋がりもあり、マカオGPへの出場を果たすことになった小川。マカオGPはモータースポーツを題材とした漫画『capeta』で知ったといい、その舞台に立てることは光栄だと語った。
「カートの頃にcapetaを見たことでマカオの凄さを知り、実際にレース映像も見るようになったりしました」
「今回そのマカオGPにTGM Grand Prixから参戦できるということで、夢が現実になったという気分ですし、光栄に思っています」
フォーミュラ・リージョナルでの経験が豊富な状態でマカオに向かう小川だが、実は使用される車両はFRJのものとは違っている。マカオGPの車両は、欧州選手権などで使われるタトゥース製シャシーだが、FRJは童夢製シャシー。両車にはやはり特性の違いがあるという。小川はこう説明する。
「童夢のリージョナル車両は、ジェントルマン(アマチュア)の方含め、誰でも乗れるように作られています。その中でダウンフォースもあり、モノコックの剛性感もあるのですごく良いクルマです」
「タトゥースのマシンはまだ乗ったことないのでイメージはできていませんが、聞いた話ではステアリングの重さや接地感、モノコック形状が少し違うようです。ただ大きな変化はないようなので、そこにうまく合わせていきたいです」
約1ヵ月後に控えたレースに向けて、「もちろん出るからには優勝しか考えていません」と語る小川。将来的にはインディカーなど海外のレースにも参戦したいというが、これを機に具体的な方向性を定めたいと考えているようだ。
「今後どんなレースに出場するかというプランニングが、自分の中でできていない部分があります。当然乗りたいカテゴリーはありますが、参戦までの過程で難しい部分も多々ありますから」
「レースをするからには世界で戦いたいと思いますし、できるならインディカーなども目指したいですが、日本のスーパーフォーミュラも世界でトップクラスにレベルが高いので、当然乗りたいと思っています。ただ、“これ”という方向性がまだ見つかっていません」
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