Juju、フェラーリ育成懸けた女性ドライバーキャンプの最終選考に残れず。4名がマラネロへ
『FIA Girls on Track Rising Stars』の第2回トレーニングキャンプが行なわれたが、Juju(野田樹潤)は最終選考へと進む4名に残ることができなかった。
将来有望な若手女性ドライバーの中から、フェラーリ・ドライバーズ・アカデミー(FDA)へと加入する1名のドライバーを選考する『FIA Girls on Track Rising Stars』(ガールズ・オン・トラック・ライジングスターズ)は、11月2日(月)〜4日(水)にかけて第2回のトレーニングキャンプが実施された。このキャンプに進んだ8名の中にはJuju(野田樹潤)もいたが、最終選考に進む4名からは漏れる結果となった。
若手女性ドライバーのキャリアの支援するために、フェラーリの支援の下で行なわれている今回のプログラム。第1回はワークショップやカートを中心としたプログラムが組まれ、その結果を踏まえて20名中8名のドライバーがF4車両を中心とした第2回トレーニングキャンプへの参加券を手にした。Jujuは既にF4でのキャリアをスタートさせているドライバーのひとりであり、カートでのトレーニングキャンプに参加することなく次の選考へと駒を進めた。
キャンプの舞台となったのは、フランスのポール・リカール・サーキット。8名のドライバーはF4マシンを使ったレースウィークのシミュレーションを行なった。内容は10周の予選セッションに6周のスーパーポールセッション、そして16周のレースというもの。マシンを降りた彼女たちは、審査員と個人面談をし、審査を待つ間に安全や医療に関する教育セミナーを受講した。
Juju Noda
Photo by: FIA
そして審査の結果、ジュリア・アユブ(ブラジル/15歳)、アントネッラ・バッサーニ(ブラジル/14歳)、ドリアン・ピン(フランス/16歳)、マヤ・ウィーグ(オランダ・ベルギー/16歳)の4名が最終選考に進出することが決定した。
彼女たちは11月9日(月)〜13日(金)の5日間にかけて、イタリア・マラネロにあるフェラーリ・ドライバーズ・アカデミーの本拠地へと出向き、フィオラノ・サーキットでF4を走らせる予定だ。そしてこの4名の中からひとりだけが、FDAとの1年契約を手にして2021年のFIA F4に参戦することができる。
今回の選考にあたっては、コース上での速さは評価基準のひとつに過ぎず、トレーニングキャンプでのプロセスを通しての適応力やポテンシャルが考慮されたようだ。
FIAウーマン・イン・モータースポーツ委員会の会長を務めるミシェル・ムートンは次のようにコメントした。
「今回もドライバーの評価は極めて難しいものでした。我々は彼女たちの非常にハイレベルな集中力を見せられてきましたし、その成果には外部の人間からも驚きの声が上がりました」
「数人のドライバーにとってはF4が初体験であり、急勾配な成長曲線を描くことになりました。一方で経験豊富なF4ドライバーたちも全員がパフォーマンスを発揮し、すぐに進歩を見せていました」
「ここまでたどり着いた全てのドライバーを祝福したいと思います。彼女たちは自分のキャリアを発展させるための多くの知識やアドバイスを得たと思います。私たちが選んだ、FDAのトレーニングコースに進む4人のドライバーたちは、自分のレースキャリアを変える可能性のあるチャンスへの最終ステップを踏むことになります」
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