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フェラーリ育成に初の女性ドライバーが加入! 16歳のマヤ・ウィーグが1年契約

16歳の女性ドライバーであるマヤ・ウィーグは、『FIA Girls on Track Rising Stars』を勝ち抜き、フェラーリ・ドライバー・アカデミー初の女性ドライバーとして歴史に名を刻んだ。

Maya Weug, Ferrari Driver Academy

写真:: Ferrari

 将来有望な女性ドライバーを育成するため、FIAとフェラーリがタッグを組む形で行なわれてきたプログラム『FIA Girls on Track Rising Stars』(ガールズ・オン・トラック・ライジングスターズ)。その最終選考が行なわれ、マヤ・ウィーグがフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に加入することが決定した。

 ガールズ・オン・トラック・ライジングスターズは昨年にスタートして以来、様々なワークショップ、トレーニングなどを通して、若手女性ドライバーを審査し、選考してきた。なおこのプログラムにはJuju(野田樹潤)も参加したが、最終選考に進む4名には選ばれなかった。

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 スペイン生まれでオランダとベルギーの二重国籍を持つウィーグは現在16歳。彼女はFDAと1年契約を結び、2021年のFIA F4選手権にフル参戦することになる。彼女は次のようにコメントした。

「文字通り、今の気持ちを表現する言葉がありません。フェラーリの一員になることは私がカートを始めた時から夢見ていたことです。そして実際にそれを勝ち取れたことは信じられないですし、フェラーリ・ドライバー・アカデミーとFIAの働きには本当に感謝しています。ありがとうございます」

「たくさんのことを学べて素晴らしい経験になった一方で、コロナの影響で渡航が大変でした。ただ、ここに来ている他の女の子たちもそれは同じです。本当に最高の気分ですし、まだ言葉が出てきません!」

「今年はF4での初めてのシーズンになるので、日毎に成長していくのが楽しみですし、フェラーリ・ドライバー・アカデミーとFIA ウーマン・イン・モータースポーツを代表して参戦できることが本当に光栄です。彼らの誇りになれるように自分の全てを出し切り、もちろんトップを目指していきます」

Maya Weug, Ferrari Driver Academy

Maya Weug, Ferrari Driver Academy

Photo by: Ferrari

 また、FIA会長のジャン・トッドは次のように述べた。

「マヤ・ウィーグに心からの祝福を贈りたい。16歳にして彼女は国内外のカートレースで成功を収めている。フェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員となってF4へのステップを踏むことは、彼女のキャリアにとって次の重要なステージだ。他の3人のファイナリストについても、最終選考に残ったことを讃えたい」

「FIA ガールズ・オン・トラック・ライジングスターズ・プログラムは、このスポーツにおけるジェンダーの多様性を支援するという我々の取り組みの鍵となる部分だ。フェラーリ・ドライバー・アカデミーをはじめ、我々の革新的で前向きな取り組みに関わってくれた全てのパートナーに感謝したい」

 FDA加入ドライバーの選考にあたっては、ワークショップやトレーニングといったサーキット走行以外での審査も行なわれ、最後はフィオラノ・サーキットでF4マシンによる走行が2日間にわたって行なわれた。最終選考に残った4名のドライバーにはFDAから貴重なデータやフィードバックが提供され、プロとしてのレースキャリアを目指す彼女たちにとってはかけがえのない時間となっただろう。

Maya Weug, Ferrari Driver Academy

Maya Weug, Ferrari Driver Academy

Photo by: Ferrari

「これはFIA ウーマン・イン・モータースポーツにとって感動的で歴史的な瞬間であり、第1回のガールズ・オン・トラック・ライジングスターズが無事に成就したことを誇りに思っています」

 そう語るのはFIA ウーマン・イン・モータースポーツ委員会の会長ミシェル・ムートンだ。

「マヤはフェラーリ・ドライバー・アカデミーに加入するにふさわしいドライバーであり、トレーニングや選考の過程で見せてくれた才能や成功を目指す決意を、より一層発揮してくれると確信しています。彼女はこのプログラムを通して見出された、アカデミー初の女性生徒ということで、言葉にならないような気持ちです」

「また、(ファイナリストの)ドリアン・ピン、アントネッラ・バッサーニ、ジュリア・アユブも、その才能や可能性をここ数ヵ月存分に見せてくれました。これが今後も長く続くプログラムの記念すべき第1回となることを願ってサポートしてくれたパートナーの皆さんには、心から感謝しています」

「この取り組みはガールズ・オン・トラックの活動の頂点であり、若手の女性レーサーに具体的な契約のサポートをするものです。フェラーリ・ドライバー・アカデミーを通じてのマヤの道のりと、来たるF4シーズンを楽しみにしています」

 なお、ファイナリストとなりながらも惜しくも選外となったピン、バッサーニ、アユブの3人には、ワンメイクのGTカー選手権『フェラーリチャレンジ』にも参加できる『フェラーリ488チャレンジEvo』でテストセッションを行なえる権利が与えられた。

 ガールズ・オン・トラック・ライジングスターズは4年間のプログラムとなっており、2021年に第2回の募集が行なわれる。そして同様のプロセスを経て、ふたり目の女性ドライバーが2022年にFDAへと加入する予定だ。

 

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