モンスター田嶋こと⽥嶋伸博が廃棄物処理法違反の疑いで逮捕との報道。タジマモーターコーポレーションは「共謀の事実はない」と声明
ヒルクライムレースなどで活躍したモンスター田嶋こと⽥嶋伸博が、廃棄物処理法違反の容疑で逮捕されたと報道された。これについてタジマモーターコーポレーションが声明を発表した。
Nobuhiro Tajima
Rainier Ehrhardt
モンスター田嶋の愛称で知られるヒルクライムレーサーの⽥嶋伸博が、長野県警大町署に廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されたと報道されている。警察の発表によれば「複数人と共謀し、令和2年8月下旬、大町市内の原野において、金属くず等をみだりに捨て、その後大町市内の原野において木くずを焼却した」とされているが、⽥嶋伸博が代表取締役会長兼社長を務めるタジマモーターコーポレーションは「弊社代表者が関連会社役員と共謀のうえ廃棄物の処理を⾏ったとされておりますが、そのような共謀の事実はありません」と声明を発表している。
⽥嶋伸博は全日本ダートトライアルやFIAアジアパシフィックラリー選手権などでチャンピオンに輝き、さらに国際的なヒルクライムレース”パイクスピーク・ヒルクライム”でも日本人初の総合優勝を果たすなど、輝かしい成績を残してきた。パイクスピーク・ヒルクライムでは、100周年記念大会においてアメリカ人以外で初の殿堂入りを果たした。
モータースポーツ活動と並行して、様々な事業に着手。今もタジマモーターコーポレーションを中心に、自動車販売事業や自動車カスタマイズ事業、アクションカメラの日本総代理店業やリゾート事業などを担ってきた。
今回の件についてタジマモーターコーポレーションは声明を発表。廃棄物の処理及び清掃について法律に違反する行為があったことは事実であるとしながらも、田嶋容疑者が関連会社役員と共謀の上廃棄物の処理を行なったことは事実ではないとした。また、引き続き事実関係の調査を行なっているという。
「弊社はグループの事業として⻑野県⼤町市にある爺ガ岳スキー場の経営に2020年から参画しており、同スキー場の運営は弊社が事業再⽣⽬的で買収した⼤町温泉観光株式会社(「⼤町温泉観光」)が⾏っております」
「弊社は、爺ガ岳スキー場の施設が⽼朽化して安全性に問題があることからその対応を⼤町温泉観光にもとめ、⼤町温泉観光は建物の取り壊しを⾏いました。その後⼤町温泉観光は爺ガ岳スキー場の施設を取り壊した際の⾦属くず等の廃棄物(「本件廃棄物」)を爺ガ岳スキー場内に埋めて投棄しました。報道のうち廃棄物の焼却の事実については調査中です」
「その後、この本件廃棄物の処理に関して⼤町温泉観光の代表者が捜査の対象となったことをきっかけに弊社はこの事実を把握し、弊社の指⽰により⼤町温泉観光は本件廃棄物を法令に従い適切に処分しました。なお、⼤町温泉観光の代表者はその後起訴されておりません」
「また、報道では弊社代表者が関連会社役員と共謀のうえ廃棄物の処理を⾏ったとされておりますが、そのような共謀の事実はありません」
「買収した⼦会社が⾃社の事業⽤地内にて⾏った事案ではありますが、産棄物の処理及び清掃に関する法律に違反する⾏為があったことと、弊社がこれを把握できず適切な対応を指⽰できなかったことは事実であり、弊社として深くお詫び申し上げるとともに、今後はグループ内各社の法令遵守体制を強化し、このような法令違反が再発することがないように努めてまいります」
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