【NISMO Fes】ニスモ片桐社長「まずはGT500のタイトル奪還が目標」
2016年NISMO FESTIVALが閉幕。フィナーレでは片桐隆夫ニスモ社長が挨拶に立ち、ファンに感謝の想いを述べた。

NISMO FESTIVALのフィナーレが行われ、ニスモ(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)の片桐隆夫社長が挨拶に立った。
「良いことも悪いこともあった1年でした」と語る片桐社長。良いことはスーパー耐久でチャンピオンを獲ったことと、スーパーGTのGT500クラスでGT-Rが8戦中5勝を挙げたこと、悪いことはそのスーパーGTでタイトルを獲れなかったことだと語った。
「スーパーGTのチャンピオンを獲れなかったのは悔しいし、申し訳ない。良い時も悪い時も、応援してくれることに感謝しています」
そう片桐社長は話した。
片桐社長は、自身も幼少期からニッサンのファンだったという。
「私も、物心ついた時から、ニッサンの大ファンでした。ひとりでも多くのファンにニッサンが一番だと思っていただけるようにしていきたい。そして、来年のNISMO FESTIVALでは、良いシーズンだったということを、分かち合いたいと思います」
そう来季に向けた抱負を語った。
また市販車でも、ニスモブランドのクルマを多数ラインアップしていきたいと考えているという。
「ニスモはニッサンのDNAです。もうすぐノートのe-POWER NISMOが発売されますが、来年はもっと多くのニスモブランドの市販車を発表したいと思っています」
イベント終了後、ニスモブランドの今後の展開について訊かれた片桐社長はmotorsport.comに、「中長期的な計画があります。計画を立てているだけではなく、色々とやっています。まずは(ノート)e-POWERにご期待下さい」と答えた。
ニッサンはフォーミュラEへの参入候補としても名が挙がっているメーカーである。今回のe-POWERの発売開始により、ニスモも電気自動車によるレースに力を入れていくことになるのか尋ねると「まずは来年、スーパーGTでタイトルを取ることが先決です」と答えた。
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サブイベント | Nismo Festival 2016 |
ロケーション | 富士スピードウェイ |
執筆者 | 田中 健一 |