フォーミュラEとGT500が”サステナブル”な共演。フェネストラズは東京ePrixを猛アピール「チケット発売は1月17日だよ!」
NISMO FESTIVAL 2023で日産のフォーミュラEマシンとスーパーGTを走るZ GT500が共演。別々の方向でサステナブルな未来を目指すマシンのデモランが行なわれた。
富士スピードウェイで開催されている『NISMO FESTIVAL 2023』でサステナブルなモータースポーツにチャレンジするマシンを中心としたデモランが行なわれ、日産のフォーミュラEマシンとスーパーGTのZ GT500が共演した。
サッシャ・フェネストラズが走らせたフォーミュラEの第2世代マシン『Gen2』は、2018年のNISMO FESTIVALでも走行しているものの、当時はストレートを往復するのみだった。今回はロニー・クインタレッリが駆るMOTUL AUTECH Zを追いかけるように富士スピードウェイのフルコースを2周。甲高いモーター音と共に、ジェット機のような風切り音を伴いながら富士のロングストレートを駆け抜けた。
全日本F3やスーパーGT、スーパーフォーミュラを戦っていたフェネストラズは、第2のホームである日本で来年3月に開催される東京ePrixを猛プッシュ。チケット発売日もリマインドした。
Photo by: Motorsport.com / Japan
NISMO FESTIVAL Sustainable Demo run
「みなさん、こんにちは。久しぶり! 日本に戻って来れて嬉しいよ。来年3月の東京でのレースは日産のフォーミュラEチームにとって初めてのホームレースだし、僕にとっては第2のホームだ。本当に楽しみだよ」
「チケットの発売は1月17日だから、是非買って僕たちを応援に来てほしい。僕も全力を尽くして、ベストな結果を出しに行くよ」
「フォーミュラEの1年目から、日本のファンから多くのメッセージ、たくさんのサポートをもらった。ありがとう。来季も全力を尽くして、日産と共に良いシーズンにできるよう頑張っていく。また東京で会おう」
フォーミュラEやLEAF NISMO RC02など日産のEVマシンに混じって走行したMOTUL AUTECH Zは唯一、直4ターボエンジンのサウンドを響かせた。
一見場違いのようにも思えるが、スーパーGTのGT500クラスでは今年から、化石燃料を一切使用しないカーボンニュートラル燃料(CNF)を使用しているのだ。
クインタレッリは「CNFを使ってエンジンパワーが落ちているかなという第一印象がありましたが、NISMOの皆さんがエンジンマップの設定をしてくれたりして、以前と同じくらいのパワーが出るようになり、開幕戦の時点で違和感がありませんでした」と語った。
Photo by: Motorsport.com / Japan
NISMO FESTIVAL Sustainable Demo run
「NISMOの皆さんや、スーパーGTを戦うそれぞれの企業の技術のおかげで、CNFでも本来のパワーを出せました。さすがですね」
「これから音も楽しむ日本のスタイル(スーパーGT)とグローバルのスタイル(フォーミュラE)で、より環境に優しいモータースポーツに向けて進んでいくと思います。これからもスーパーGTとフォーミュラEを楽しんでください」
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