鈴木亜久里、公道レース実現への”期待度”をRed Bull Race Dayに集まった観客の数で実感「これをアピールしていかねば」
神宮外苑で行なわれたRed Bull Race Dayを訪れた鈴木亜久里を直撃。訪れた観客の多さは、公道レース実現に向けた期待の現れだと感じると語った。
神宮外苑を舞台に行なわれたRed Bull Race Day。その現場には、鈴木亜久里の姿があった。鈴木は会場を訪れた観客の多さに、これが公道レース実現への期待の現れだと語った。
神宮外苑の国立競技場付近をスタート、神宮球場、いちょう並木横を通過し、権田原交差点手前で折り返す特設コースを舞台に行なわれたRed Bull Race Day。スーパーフォーミュラ、スーパーGT、MotoGPのマシンが走行を披露し、そのエキゾーストサウンドが東京の寒空に響き渡った。沿道には、多くの観客が詰めかけ、大興奮の中幕を下ろした。
レッドブルは2年前にも同じ神宮外苑でF1マシンのデモランを実施。そしてコロナ禍を経て、再び今回も公道をレーシングカーが走った。道路の封鎖時間が長くなったり、各マシンのスピードも上がっているように感じられるなど、レーシングカーが日本の公道を走る上での敷居が低くなりつつあるようにも感じられる。そしてその先には、大規模な形での公道レースの実現も近づいているのではないか……。
今回現場には、元F1ドライバーであり、現在はARTAの監督を務める鈴木亜久里の姿があった。その鈴木に、公道レース実現に向けた期待感を尋ねると、彼は次のように語ってくれた。
「このお客さんの数を見れば分かるじゃないですか。レーシングカーが走るっていうだけで、これだけの数のお客さんが来てくれる。これでレースをやるとなれば、たぶんすごいですよ」
「スーパーGTでも、スーパーフォーミュラでも、なんでも良いからやってほしい。これだけのお客さんを見れば、どれだけの期待度があるか分かる。この状況をアピールしていかなきゃいけないですよね。東京でも、横浜でもいいですが……私はそう思います」
また先日幕を下ろし、ホンダにとっての最終年でレッドブルのマックス・フェルスタッペンがチャンピオンを獲得したF1の2021年シーズンについて尋ねると、素晴らしいシーズンだったと語ってくれた。
「稀に見る良いシーズンだったと思います。フェルスタッペンとハミルトン(ルイス・ハミルトン/メルセデス)が、本当に1年をかけてシーズンを戦ってきた」
「最終戦を同ポイントで迎えて、そして最終ラップで劇的な結末……絵に描いても描けないような良い終わり方だったと思います。そこでホンダが、F1の参戦を終えるというのは、最高だったんじゃない?」
ホンダは2021年シーズン限りでF1活動を終了するが、もしF1が、今後ホンダにとってチャレンジする意義のあるレースとなれば、再びその活躍が見られるかもしれないと、鈴木は語る。
「会社の方針ですから、どうなるかは分かりません」
そう鈴木は言う。
「今後のF1もどうなっていくか分かりません。今後もずっとエンジンを使うのか、それとも電気になるのかも分からない。また違った形になった時、そしてホンダにとってチャレンジする意義のあるカテゴリーになれば、戻ってくると思います」
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