安全対策のためスポーツランドSUGOがピットレーン拡張工事を開始
スーパーGTやスーパーフォーミュラの開催コースとして知られるスポーツランドSUGOが今月から安全対策の一環としてピットレーンの拡張工事を開始した。

スポーツランドSUGOは、コースの安全対策向上の一環としてシーズンオフの期間中にピットレーンの拡張を中心とした施設改修工事を開始したことを明らかにした。
ここ数年、スポーツランドSUGOでは安全対策の一環としてランオフエリアのターマック化など、コース改修工事に力を入れてきているが、この秋から新たな安全対策の目的としてピットロードエリアの拡張工事が本格的に開始された。工事日程は2020年11月~2021年3月までの第1期と、2021年11月~2022年3月までの第2期に分けて行なわれるとのことだ。
具体的な改修内容としては、ピットロードをメインストレート側に2m拡げるとのこと。これにより、ピットウォールを全て取り壊して位置を変更するほか、メインストレート外側の芝生エリアも2m削って、コース部分の幅をこれまで通り確保する形にするという。
同時にピットガレージも建て直しが行われ、間口はそれぞれ80cmずつ広げられるほか、奥行きに関しても8mに統一されることになるという。なお、ピットガレージについては第1期の期間でコントロールラインより最終コーナー側にある西ピットの改修を実施する。
さらにパドックエリアの施設移動やスペース確保などの工事も同時に進められ、救護室をピット出口側のパドック内に新設し、これまでコントロールタワー付近にあった車検場を今までの救護室付近に移設することになった。またコントロールラインより1コーナー側にある東ピットについては、2021年11月からの2期工事で改修される予定だ。
この工事に伴い、2021年3月末まではインターナショナルコースが一切使用できず、同コースの営業再開は4月1日を予定しているという。
スポーツランドSUGOのピットロードについては、以前からスペースの部分が問題視されることが少なくなく、過去にもピットロードでアクシデントや混乱が起きることもあったが、今回の改修工事でそれらの問題が解消されることになりそうだ。
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