モースポフェスSUZUKA、コロナウイルス感染拡大の影響で中止が決定
日本のモータースポーツ界にもついに影響が及んだ……鈴鹿サーキットで行なわれる予定だった「モースポフェス 2020 SUZUKA~モータースポーツファン感謝デー~」が、新型コロナウイルスの感染被害が拡大している状況を受け中止されることになった。
写真:: Motorsport.com / Japan
鈴鹿サーキットで3月7日(土)と8日(日)に開催される予定だった「モースポフェス 2020 SUZUKA~モータースポーツファン感謝デー~」が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、中止されることになった。
長らく鈴鹿サーキットのシーズン開幕を迎えるイベントとして3月に開催されてきたモータースポーツファン感謝デー。しかし2019年からは、トヨタとホンダがタッグを組み、”モースポフェス”として生まれ変わり、F1、MotoGP、スーパーGT、スーパーフォーミュラと、国内外のモータースポーツカテゴリーのマシンが一挙に集まる、超豪華なイベントとなっていた。
モースポフェスとしては2年目の開催となる予定だった今年は、WEC(世界耐久選手権)参戦中のトヨタTS050 HYBRIDや、WRC(世界ラリー選手権)参戦中のトヨタ・ヤリスWRC、スーパーフォーミュラSF19全車、スーパーGTのGT500クラスに参戦する3メーカーの2020年仕様マシンなど、多種多様なマシンが走行する予定になっていた。
しかし、中国に端を発する新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない現状を受け、開催が中止されることになった。
トヨタ、ホンダ、モビリティランドは、今回の決定に際し、次のように理由を説明している。
「トヨタ自動車株式会社と本田技研工業株式会社、株式会社モビリティランドは、新型コロナウィルス感染拡大を受けて慎重に検討を重ねて参りましたが、お客様、ライダー、ドライバー、関係者の皆様の安全・安心を最優先に考慮し、開催中止を決定いたしました」
「ご来場を楽しみにされていたお客様、関係者の皆様におかれましては、ご理解いただけますようお願いいたします」
関係者の話によれば、F1開幕を前にレッドブル・レーシングとマックス・フェルスタッペンも来日する方向で調整されていたという。日本国政府もイベント自粛を求めないという声明を出してはいるものの、様々なイベントが開催規模の縮小や開催自体の中止を決断している現在の状況下では、モースポフェスも中止とせざるを得なかったようだ。
各種チケットの払い戻しについては、鈴鹿サーキットのウェブサイトで案内されるという。
モータースポーツ関連では、中国で開催される予定だったフォーミュラEの三亜ePrixやF1中国GPも、開催が延期されている。
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