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速報ニュース

2020年のTGR-DC レーシングスクールが中止に。過去に多くのトップ選手を輩出

2020年から名称を新たにスタートする予定だった『TGRドライバー・チャレンジプログラム レーシングスクール』が、同年の開催を見送ることとなった。

小高一斗(FTRSスカラシップF4)

写真:: 吉田知弘

 TOYOTA GAZOO Racingは5月28日、2020年の『TGRドライバー・チャレンジプログラム レーシングスクール』(TGR-DC RS)の開催を中止することを発表した。

 2020年、トヨタは自社の育成プログラムを再編した。これまでは中嶋一貴や小林可夢偉らを輩出したトヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)をはじめ、様々なカテゴリーに合わせたプログラムが存在していたが、これを一本化し、TGRドライバー・チャレンジプログラム(TGR-DC)としたのだ。その中でもTGR-DC RSは、フォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS)の役割を引き継ぐ形となり、今後は若手ドライバーの発掘や育成を担っていくことになる。

 そのTGR-DC RSが、昨今の新型コロナウイルス禍によって受講生の準備不足が懸念されるだけでなく、収束の方向に向かっているとはいえ参加者・講師・関係者の安全と健康を優先するという観点から、2020年度の開催を中止する運びとなった。

 TGR-DC RSの校長を務める関谷正徳はプレスリリースの中で、受講に向けて準備を進めていた若手ドライバーたちに向けてコメントを寄せた。

「私の人生でも経験したことの無い、非常事態になっております」

「将来を夢みる若いドライバー発掘と正しい運転方法をお伝えする目的で毎年開催しておりましたTGR-DC RSの開催を本年度は見送る決定を致しました。非常に残念では有りますが準備期間が増えたと思って頂き、来年により成長した皆様に会える事を楽しみにしております」

 

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