事故で入院続いていたアレッサンドロ・ザナルディ、18ヵ月ぶり退院が明らかに。現在も回復目指しリハビリ中
2020年6月に自転車事故によって大怪我を負い、入院が続いていたアレッサンドロ・ザナルディ。最近になり彼が18ヵ月ぶりに退院していたことが判明した。
写真:: Alexander Trienitz
2020年6月、ハンドバイクのイベント中に事故に遭った元F1ドライバーでCARTチャンピオンのアレッサンドロ・ザナルディ。彼はトラックとの衝突事故により頭部に深刻な怪我を負うと、脳神経外科手術と、顎や顔面の再建手術など計4度の手術を経験した。
彼の妻のダニエラは、ザナルディの近況に関して7月以来となる最新の情報をBMWとのインタビューの中で公表。数週間前にザナルディが退院し、現在は自宅で回復に向けたリハビリを継続していると明かした。
「回復は長期的なプロセスで、今も続いています」と、ダニエラは話している。
「医師や理学療法士、神経心理学者や言語療法士によるリハビリテーションプログラムによって、着実に前進しています」
「もちろん後退もありますし、起こりうることです。時には一歩前に進むために、ニ歩後退しなくてはならないこともあります。しかしアレックスは自身が真のファイターだということを、何度も示してきました」
「重要なステップだったのは、アレックスが数週間前に退院し、今は私達と自宅に居るということです。私達はこの時をとても長い間待たなければなりませんでしたから、たとえ将来的に特別なクリニックで特別なリハビリを行なうことが決まっていたとしても、今帰宅が可能となって非常に嬉しく思っています」
ダニエラによると、ザナルディはかなりの回復を遂げており、特に腕の力に関してそれが顕著だという。それによって今ではほとんどの時間をベッドよりも車椅子の上で過ごすことができるようになったと明かしている。
ただ今後の見通しに関しては、まだまだ長い道のりが横たわっているとも、彼女は語った。
「依然として彼の回復の今後の発展については予測ができません。アレックスには、闘志を燃やして取り組む、長く困難な道が横たわっています」
「彼にとっても私達にとっても、寄せられている沢山のサポートが大きな助けになっています。医師達やセラピストからだけではなく、友人たちも常に助けになってくれています。そしてBMWグループの家族もそのひとつで、いつも頼りにしています。彼らはこの厳しい瞬間においても、私達の側についていてくれました」
「こういった強い絆が我々にエネルギーを与えてくれることに、とても感謝しています。そして、世界中から寄せられている、ファンやドライバーからの応援の声も同じです」
「アレックスに力と想いを送ってくださった全ての方々に、心から”ありがとう”という気持ちを伝えたいと思います」
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