【GP3】福住「F1はそこまで遠くないと感じた。あとは僕の実力次第」

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【GP3】福住「F1はそこまで遠くないと感じた。あとは僕の実力次第」
執筆: 松本 和己
2017/02/15 7:06

F1参戦を目指しGP3を戦っている福住仁嶺は、1シーズン戦ってみてハードルこそあるものの、F1はそこまで遠くないと感じたと語った。

 昨年に引き続き、ARTグランプリからGP3で2年目のシーズンに挑むことが発表された福住仁嶺は、1年間GP3を戦って、課題こそ多いもののF1はそこまで遠くないと感じたようだ。

 モータースポーツ界で活躍する若手ドライバーの発掘とステップアップを目的としたプログラム「Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト」の一環で、福住はF1を目指し2年目のGP3シリーズに挑む。

 1年間GP3を戦った福住は2年目のシーズンに向け、プレッシャーを感じながらも昨年コースを経験したことでリラックスして臨めると語った。

「2年目のスケジュールを見ると、昨年とほとんど同じコースでのレースになるので、僕の中ではチャンスだと思っています。気持ち的にもすごく楽だし、昨シーズン後半にかけて流れも良くなってきていたので、課題でもあるレースペースの部分を改善して、とにかく速さを見せつけたいです」と福住は語った。

 昨シーズンの自身のパフォーマンスについて、納得していない部分の方が多かったという。

「ピレリタイヤは一発しかタイムが出ないことが多いですけど、その一発の時にいかにまとめてタイムを出せるかというところで、少しミスをする自分がいました。自分でもそれはわかっているので、落ち込むこともありました。そこもまだ自分の中での課題だと思います」

「その改善のために何をすればいいかっていうのは正直言ってわからないですけど、昨年はメンタルが弱かったなと思うので、メンタルが強い状態を保ったまま予選にいけるように、”自然体”を意識しています。少しでも焦ってしまうとレースでも結構変わってくるので」

 今シーズンの目標について、福住は優勝してチャンピオン争いに絡むことを掲げた。

「何回優勝したいとかは特にないです。勝つというよりも、速く走れば勝てると思うので、ひたすら速く走ることを考えます」

 強豪ARTグランプリに所属する福住は昨シーズン、GP3王者に輝いたシャルル・ルクレールをはじめ、手強いチームメイトたちとシーズンを戦ってきた。今季のチームメイトについて、福住は「みんな結構手強そうです。でもやっぱり速い人がチームメイトにいる方が自分のためにもなると思います。2年目の今年は全然負ける気もしないし、良い勝負ができると思います」と語った。

 自分がどれだけF1に近いところにいると感じるかと問われた福住は「どれくらいと言われるとわからないですけど、全然遠くはないなと感じました」と答えた。

「というのは去年、いざ同じ会場でレースしてF1を見て、マクラーレンのシミュレーターにも乗らせてもらって、いろんな繋がりが出来てきた時に『あっ、全然遠くないかも』とは思いましたね。あと英語力を向上させれば、僕の結果次第でいけると思いました。F1と一緒にサーキット走っているということに、本当に海外に来ているんだという実感もすごく湧きます」

 一方でF1にたどり着くまでには、越えなければならないハードルが多くあるということも、彼は認識している。

「(F1にたどり着くまで)ハードルしかないです。どんだけ高いハードルなんだという感じですけど。とにかく去年得た経験を無駄にしないで、今年しっかり活かしていきたいです」

 昨年のGP3のテスト初日にトップタイムを記録し、開幕戦バルセロナのレース1では表彰台に上がった福住。シーズン終盤のマレーシアのレース2や最終戦アブダビのレース2でも表彰台に上がったが、レース2はリバースグリッド方式……彼はあくまでレース1で勝つことを目標にしている。

「あんまり満足はしていないです。レース2で表彰台に乗っても、所詮レース2。やっぱりレース1で勝つことが速さに繋がると思うので」

 福住と同じく、ホンダのプロジェクトでF1昇格を狙う牧野任祐は、今年からF3ヨーロッパ選手権に参加する。小さい頃からレースをしていた仲の牧野について福住は、「ライバル意識はそんなにないですけど、お互いに結果を残せばもしかしたら来年(GP2で)一緒になる可能性もあるかもしれない。GP2に日本人が2人いれば、それはそれで面白いと思っています」と語った。

 小林可夢偉以来、日本人のF1ドライバーは生まれていない。しかし今年も、GP2に参戦している松下信治や福住、牧野といった期待の若手ドライバーが、F1という夢に向かって険しい戦いに挑戦を続けていく。

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シリーズ GP3
執筆者 松本 和己
記事タイプ 速報ニュース