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motorsport.com編集長日記:「空気を切り裂いてくるF1カー」

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motorsport.com編集長日記:「空気を切り裂いてくるF1カー」
執筆:
2019/04/14 5:00

motorsport.com日本版の編集長が、日々経験する様々な事柄の中から、琴線に触れるようなものをピックアップ。

2019414日・日曜日

「空気を切り裂いてくるF1カー」

 中国グランプリの予選を第1コーナーで見た。メディアセンターで船漕ぎながらモニターを見ているのとは一味違った経験だった。勿論これまでもコース脇から見ることはあったが、今日はカメラマンのアツタ君について行き、アドバイスを受けながら見た。おかげで色々と勉強になった。

 それにしても予選で渾身のタイムアタックをするドライバーが操るF1カーの速さは、驚愕ものである。長い直線から第1コーナーへ飛び込むのだが、恐らく300km/hは出ているクルマをまるで手品のように減速させて曲がっていく。かつてのようにひとつひとつギヤを落としていくような走りではなく、あっという間に減速してあっという間にいなくなってしまう。驚くのはコーナーに飛び込んで曲がりながらシフトダウンをしていることだ。クルマは直線で十分にスピードを落としてシフトダウンしてからコーナーに入りなさい、という定説などどこ吹く風だ。それが現代のF1カーとF1ドライバーだ。

 ほとんどのクルマが決まったラインを外れることなく曲がっていくのだが、クルマによっては減速時(だと思う)に底板が路面を擦すって火花を散らすものとそうでないものがある。素人の目には火花を散らすクルマの方が速く見えたのだが、予選のタイムを見るとその見解は当たっているようだった。火花を散らすクルマは恐らくセッティングでダウンフォースを多くつけているから車体が路面を擦るのだろう。そしてダウンフォースが大きいクルマはコーナーが速い。こういう論理だ。でもダウンフォースが大きければ直線スピードは低下するはずなのだが、恐らくそれらのクルマのエンジン出力は他車を圧倒しており、直線スピードも速いのだろう。そんなことを考えながら予選を見た。

 それにしても、F1カーの質量の大きさは半端ではない。まるで戦車のような塊が、轟音と共に空気を切り裂いていく。空気を切り裂くという表現はまさしくその通りで、その音の方がエンジン音より大きく聞こえさえする。とにかく常識の世界で生きている私には、まるで非常識がぶっ飛んでくるような印象だった。そして、その塊を操っているのが私と同じ生身の人間だということが信じられなかった。久し振りにホンの数メートル離れたところからF1カーの走りを見た私は、これまた久し振りに興奮した。

 第1コーナーからメディアセンターに帰って予選結果を見た私は、そこで再び驚いた。F1チームは10チームあって2台ずつF1カーを走らせているが、予選上位10のグリッドが同じチーム毎に並んでいたのだ。上位からメルセデス、フェラーリ、レッドブル、ルノー、ハースがそれぞれ2台ずつ。このことから、同じ性能のクルマに乗れば、ドライバーはほとんど同じタイムを叩き出すということ。つまり、ドライバーの技量はほとんど同じということに気づいたのだ。とにかく収穫の多い今日の予選だった。

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シリーズ 編集長日記
執筆者 赤井邦彦