motorsport.com編集長日記:「正確な情報が欲しい」

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motorsport.com編集長日記:「正確な情報が欲しい」
執筆:
2019/05/15 6:16

motorsport.com日本版の編集長が、日々経験する様々な事柄の中から、琴線に触れるようなものをピックアップ。

2019年5月13日 月曜日
「正確な情報が欲しい」
 スペインGPの前座として行われたF2レースの実況中継をサイトで観戦した。遠く離れたスペインで行われているレースを生中継で、それもパソコンで地球のどこにいても簡単に見ることが出来るなんて凄いことだけど、今の若い人にとれば普通なんだろう。

 私が学生の頃は海外のレースは雑誌でしかお目にかかったことがなかった。それもレースが終了して1カ月も経ってからだ。しかし、他に見る手段がないのだから、遅れて来た情報でも新鮮この上なかった。いまは便利な時代になったということだろうが、地球が狭くなったと感じないわけにはいかない。でも、あと20年も経つと地球はどれだけ狭くなっているのだろう?

 例えば、本人は日本にいるのに、まるでスペインのサーキットのスタンドに座ってレースを観戦しているような臨場感溢れる状況が生まれるかもしれない。ちょっと想像がつかないけれど。

 ところで、先週土曜日のスペインのF2レースでは、日本のスタジオで喋っている方の解説が気になって仕方なかった。アナウンサーのレースに関する知識不足と解説の人の情報不足。間違った情報を流されて視聴者がそれを信じてしまうと困ったことになる。このあたり、放送局の人には改善をお願いしたい。

 解説などは、やはりレースをした経験のある人に登場してもらわないといけないと思う。個人的には長谷見昌弘さんなんか適役だと思う。ドライビング、クルマの挙動、レース作戦などを論理的に話せる。それと、現場における独自の情報収集は必要ですね。日本のスタジオにいると得られる情報量は非常に限定的になりますから。

 そんなことを思いながらF2レースを観ていたけれど、先の読めるF1より面白いかもしれない。ただ、誰が誰だか分からないところが苦しいところで、出演者が誰か分からない映画を観ているよう。ただひとり知ってる松下君は、現時点で脇役に徹しているようで、はやく主役の座を奪って欲しい。スーパーフォーミュラを蹴ってまで挑戦しているF2、結果を出さないともう後がない。彼が狙っているのがF1だというのはよく分かるが、F2の中団で足踏みしている場合ではないだろう。

 トロロッソが近いうちに金曜日の練習走行で日本人を載せる可能性ありとコメントしたが、その日本人が松下君だとは明言していない。そうであれば良いのにね。

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シリーズ 編集長日記
執筆者 赤井邦彦
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