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motorsport.com編集長日記:「プライスレス?」

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motorsport.com編集長日記:「プライスレス?」
執筆:
2019/05/28 13:09

motorsport.com日本版の編集長が、日々経験する様々な事柄の中から、琴線に触れるようなものをピックアップ。

2019年5月28日・火曜日

 「プライスレス?」

 新しい年(といっても令和じゃなく2019年)が明けたばかりだと思っていたら、もういつの
間にか5月も末になっていて、インディ500マイル・レースはあるは、モナコGPはあるはで、時
計の針の速さには驚くばかりだ。

 そのインディ500では2年前に優勝した佐藤琢磨がまた3位に入る活躍を見せてくれたというけ
れど、日本ではサッパリ話題にならない。インディ500で3位に入るというのがどれだけ凄いこ
とか伝わって来ないのは、そもそもインディ500がいかなるレースなのかということが知られ
ていないからで、これはメディアの問題なのかやってる本人たちの問題なのかわからないが、
いずれにしてもインディ500は凄いレースで、そこで3位に入るということは、とにかくは凄い
ことだ。

 ところで、私なんか貧乏性だからすぐに賞金のことに頭が向いてしまうけど、2年前のイン
ディ500の優勝賞金は2億円を超えたと聞いて腰を抜かしたのを覚えている。その優勝賞金2億
円を基準に考えると3位だって1億円やそこらは貰ってるんじゃないかと勘ぐるわけで、佐藤琢
磨はこれで老後も安泰でいいなあと・・・。でも、他のインディ・レースはそんなに賞金は高く
ないんだろうなあ。まあ、それを知ってもどうしようもないけれど。

 それにしても、どうしてスポーツの上位賞金は高いのだろう? これは昔からの私の疑問の
ひとつで、誰に聞いてもちゃんとしたことは分からない。目立つスポーツは大口スポンサーが
付くので賞金が高くなるという人がいる。広告代理店に勤めているような人で、スポーツの裏
側を知り尽くしている人だから、満更嘘ではないだろう。

 しかし、音楽家や小説家、画家、研究者などは巨額の賞金を貰ったなんて滅多に聞かない。苦労の度合いからすれば同じかそれ以上だと思うけど(肉体的な点はさておいて)、その苦労を測るメジャーがきっと違うんだろうね。

 いつか観たピカソのドキュメンタリーフィルムで、ピカソにデッサンを強請った女性が目の前でサラサラと描かれたデッサンの代金として300万円を請求されて驚いたら、ピカソは「こうやって描けるようになるまでの40年間が積算されていますから」と。人間の残す記録や作品はつまりこういうことだということ。

 まあ、スポーツ選手の見事なプレイをリビングのカウチに寝っ転がってビール片手に見てい
る人間には、その選手の賞金が高すぎるなんて注文をつける権利はないはずだ。そのプレイを
見て感動し、自分をそのスポーツ選手に重ねて同じ心臓の鼓動を確認する感動を、スポーツを
見ることで経験出来るのだから、その選手がいくら高額な賞金を手に入れようがかまわないは
ずなのだ。酔いしれているのはそのスポーツ選手のプレイなのだから。

 先週末のモナコGPにおけるルイス・ハミルトンの走りは、まさにそれだった。ハミルトンでなければとても成し遂げられなかった勝利だと思う。その感動はとてもお金には換算できない。プライスレスって言うんだっけ……。

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この記事について

シリーズ F1 , IndyCar , 編集長日記
執筆者 赤井邦彦