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motorsport.com編集長日記:「自由をくれないリバティ」

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motorsport.com編集長日記:「自由をくれないリバティ」
執筆:
2019/06/07 10:30

motorsport.com日本版の編集長が、日々経験する様々な事柄の中から、琴線に触れるようなものをピックアップ。

2019年6月7日・金曜日
「自由をくれないリバティ」

 F1グランプリは今週末のカナダ・モントリオールで7戦目。といっても年間21戦もあるわけで、まだ3分の1しか消化していない。

 シーズンがいつからこんなに長くなったのか記憶にないが、私が取材していたころは多くても15〜6戦だったと思う。レース数が多ければ多くの国のファンに直接F1レースを見てもらう機会が増えるので良いことだと思うが、本当に観戦客のことを考えて数を増やしているのかと言えば、いささか怪しいところがある。

 このやり方は主宰者がFOMのころからあまり変わっていないが、F1のオーナーがリバティ・メディアになっても、多額の開催権料を支払えるプロモーターが存在する国での開催が主流になりつつあり、観客無視の姿勢が垣間見られる。

 例えば2020年から新規に始まるベトナムGP。現在ベトナムの平均年収は約30万円。月収は2万5000円ほどだ。こういう人達が5万円も6万円もする入場料を払ってレースを見に来るとはとても思えない。つまり、「F1を世界中の人に見てもらう」なんてレトリックを使って、ベトナムのような新興国から金を巻き上げようとする主宰者の魂胆が意地汚い。新興国は先進国に追いつこうと必死で国家予算を使おうとするが、そうした事業が実を結んだ例を知らない。

 もし世界中の多くの人にF1を観て欲しいなら、リバティ・メディアは金を取ることばかり考えないで、有料チャンネルから無料放送での放映に戻すことに力を注いではどうだろう。

 主宰者がテレビの放映権料を吊り上げてきた結果が、現在のように有料チャンネルでしかF1レースの放映がなくなった理由であることは自明の理。そこに気づいていながら話を他に持っていこうとする。そのおかげで政府が資金を出すベトナムでF1グランプリが開催されることになり、伝統のあるスペイン、イギリス、ドイツ等のレースの先行きが怪しくなってきた。

 それにしても今やF1グランプリは金まみれ。ドライバーにしてもそうだ。元チャンピオンのジャック・ビルヌーブもそのことを指摘する。「ドライバー選択に関してはかつては才能が一番。お金はボーナスみたいなものだった。それが今や逆転してお金を持ってる奴が一番。才能がボーナスになった」と。実際、F1で走るドライバーの半分はお金でシートを買っている。

 これでは将来セナやシューマッハー、ハミルトンに匹敵する若手ドライバーが現れても、お金を持っていなければF1には行けない。そんなことでいいのか、モータースポーツの頂点であるF1グランプリは?

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この記事について

シリーズ F1 , 編集長日記
執筆者 赤井邦彦