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motorsport.com編集長日記:「F1は何がなくてもドライバー!」

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motorsport.com編集長日記:「F1は何がなくてもドライバー!」
執筆:
2019/08/01 5:38

motorsport.com日本版の編集長が、日々経験する様々な事柄の中から、琴線に触れるようなものをピックアップ。

2019年7月31日・水曜日

「F1は何がなくてもドライバー!」

 レースの勝敗に関わる方程式が複雑になって来て、勝負を簡単に予測することができなくなった。数学的頭が足りないんじゃないかと言われればそれまでだが、予測に必要な要素が多く、それぞれに専門知識があればいいのだがそうもいかず。昔と同じように速い者が勝つという単純明快な論理で武装してレースを観戦していると、知らぬ間にとんでもないところに持って行かれている。

 耐久レースの予測は昔から複雑だったが、いまほどではない。いま耐久レースを難しくしているのは、レースに接戦を持ち込んで観客の興味を引くために導入された性能調整というお為ごかしのルールだ。

 本来、このルールに異を唱えるべきは高性能レースカーを開発したチームで、せっかくの高性能が調整によって貶められてしまう。じゃあ最初から高性能なレースカーを作らなきゃいいじゃないかと言うと、自動車メーカーやそこで働く技術者達にそれは無理で、彼らはとにかくレギュレーションの範囲で最高性能のクルマを開発する。それが人間の性であり、メーカーの矜恃だからだ。そして、出来上がったクルマの性能に密かにほくそ笑みながら、取って付けたようなルールに沿って性能を落とすのだ。

 このルールが採用されてから、使用出来る燃料の量、(ターボ車なら)過給圧、(ハイブリッド車なら)電池やモーターの容量や使用電気量などが決められ、実質的に燃料補給の回数まで制限されるようになった。おかげでレースは接戦が多くなったように見えるが、とてもナチュラルなスピードではなく、複雑なレース戦略を立てなくては勝てない状況になっている。これでは走る方もそうだろうが、観ているこちら側もちょっとフラストレーションが溜まる。

 F1グランプリになると耐久レースとは違った意味で複雑だ。こちらのキーポイントはタイヤ。使用するタイヤのコンパウンドの違い、寿命の差、交換のタイミング・・・ノホホンと見てる分にはいいけど、チームの作戦を読みながら、つまりチームに同化してレース運びまで考えて見ると、その複雑さに頭が痛くなることさえある。

 昔は良かった、というと年寄り扱いされるけど、ホント昔は良かった。テレビでF1グランプリの中継を観ながら、飲んでいるワインの話、食べている食事の話、彼女とのデートの顛末などを語り合うことが出来た。どんなタイヤを使っているかなど、ほとんど誰も気にしなかった。「セナやマンセルはどのタイヤ使ってるんだ?」「グッドイヤーだよ!」てな具合だ。

 ところがいまはどうだ。使っているタイヤによっては僅か数周で交換が必要で、思いがけないピットストップで順位は混乱。これではドライバーも本当の力を発揮出来ない。もちろんタイヤに纏わる事象もレースの要素ではあるが、それが主役になってくれては困るのだ。主役はあくまでドライバーでなくては。

 しかし、ここ数戦のF1グランプリはドライバーの力量が結果に繋がっているレースが繰り返され、レース本来の面白さが戻って来たように思える。ハミルトン、フェルスタッペン、ベッテルといったトップドライバーに、新進のルクレールが絡んでくる。こうしたスター達の戦いこそF1グランプリの真の姿だと思う。メルセデスだ、フェラーリだ、レッドブル(ホンダ)だという声もあるが、ドライバーの力が技術を越えてこそF1グランプリだと思う。いかがだろうか?

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この記事について

シリーズ F1 , 編集長日記
執筆者 赤井邦彦