ストロール、DCレーシングからデイトナ24時間に出場決定
ウイリアムズのランス・ストロールは、今年もデイトナ24時間レースに出場することが決まった。

ウイリアムズからF1に参戦しているランス・ストロールは、来年1月に開催されるロレックス・デイトナ24時間レースにジャッキー・チェンDCレーシングから出場する。
F1のルーキーシーズンをランキング12位で終えたストロール。彼は今年1月に行われたデイトナ24時間レースにフォード・チップ・ガナッシ・レーシングから出場していた。
そのストロールは今年、2台のオレカ07を走らせるジャッキー・チェンDCレーシングからデイトナ24時間レースに出場することが決定した。チームメイトはフェリックス・ローズンクヴィスト、ロビン・フラインス、ダニエル・ジュンカデラである。
ストロールは、「デイトナでは楽しんで戦いたい。もちろん優勝を目指すよ。僕は常にベストを尽くし、コンペティティブでありたい」と話した。
「燃料やタイヤマネージメントを心配することはないだろう。ハードなレースになるだろうし、トラフィックの中で走ることになる。僕はそれを楽しみたい」
「ジャッキー・チェンDCレーシングについては良い話をたくさん聞いているので、チームの一員になるのが待ちきれない」
今年からJotaスポーツとパートナーシップを締結しているジャッキー・チェンDCレーシングは、今年のル・マン24時間レースで総合2位に入り、WEC(世界耐久選手権)のLMP2クラスのタイトルを獲得した。
このチームのレギュラードライバーとしてWECに出場していたホーピン・タンとトーマス・ローランは、もう1台のマシンをドライブする。チームの共同創設者であるデイビッド・チェンは、まだレースに出場するかどうかを決めていない。
チェンは「ランス、フェリックス、ロビン、ダニエルをチームに迎えることができて嬉しく思っている」と語った。
「デイトナ24時間レースにおいて最も競争力のあるチームとして、素晴らしいドライバーラインアップを並べることで、このもうひとつの名高い24時間レースのトップを追い求めるのに確実な勝算を見込めるだろう」
ヨーロッパF3選手権時代の2015年にプレマでストロールのチームメイトだったローゼンクヴィストは、今回が2度目のデイトナ24時間レースとなる。その一方でフラインスとジュンカデラにとっては、これがデビュー戦となる。
近年はそれぞれ異なる世界選手権でレースをしてきたが、3人ともストロールとは密接に連絡を取り合っていたという。
「僕は同じマシンで”相棒”たちとレースに出る。僕はレースが大好きだけど、もう一度このレースに出場するのはプレッシャーになりそうだ」
「僕たちは4人の大物新人だ。僕たちはもう一度集まることができたのだから、とても楽しくなると思う。デイトナの大部分は誰とマシンをシェアするかということだから、本当に楽しみにしている」
Reporting by Frankie Mao
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この記事について
シリーズ | IMSA |
イベント | デイトナ24時間 |
ロケーション | デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ |
ドライバー | ランス ストロール |
チーム | DC Racing |