IMSAセブリング12時間:波乱&僅差のレースを5号車キャデラック制す。小林可夢偉組は7位
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング12時間は、JDCマスタング・サンプリング・レーシングの5号車が優勝した。
写真:: Art Fleischmann
2021年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の第2戦セブリング12時間レースが、セブリング・インターナショナル・レースウェイで行なわれた。優勝したのはJDCマスタング・サンプリング・レーシング5号車(セバスチャン・ブルデー/ロイック・デュバル/トリスタン・ボーティエ)だっだ。
1月に行なわれた開幕戦デイトナ24時間に次ぐ長距離レースであるこのセブリング12時間は、接触による順位変動などが相次ぐ波乱の展開となった。ポールポジションスタートのウェーレン・エンジニアリング31号車(マイク・コンウェイ/ピッポ・デラーニ/フェリペ・ナッセ)、一時トップを走行していたチップ・ガナッシ01号車(スコット・ディクソン/ケビン・マグヌッセン/レンガー・ヴァン・デル・ザンデ)はいずれも接触が原因で優勝戦線から脱落した。
一方小林可夢偉の所属するアリー・キャデラック・レーシング48号車(ジミー・ジョンソン・シモン・パジェノー/小林)は、レース開始から15分も経たない序盤において、ジョンソンが最終コーナーでスピン。それを避けきれなかった他車と接触してしまった。幸運にも最終コーナーでの事故であったため、ジョンソンはすぐさまピットインしてノーズを交換し、周回遅れになることを回避できた。
48号車はその後徐々に順位を挽回し、最終スティントは小林がドライブ。最終盤はDPiクラスの上位5台が数珠繋ぎとなる大接戦となったが、小林は5番手から3番手まで上がり、2番手を走るマツダ55号車(ジョナサン・ボマリート/オリバー・ジャービス/ハリー・ティンクネル)を最後まで追い詰めたが一歩及ばず。トップチェッカーは5号車が受け、その1.4秒差で55号車、0.2秒差で48号車が続いた。
なお、LMP2クラスはエラ・モータースポーツ18号車、LMP3クラスはライリー・モータースポーツ74号車が優勝。GTLMクラスは2戦連続でシボレー勢のワンツーとなり、GTDクラスはメルセデス勢がワンツーを飾った。
※追記:3番手でフィニッシュしたアリー・キャデラック・レーシング48号車だったが、レース後にパジェノーの規定走行時間超過によるペナルティを受け、7位に後退した。
順位 | ドライバー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | Tristan Vautier ロイック デュバル セバスチャン ブルデー |
349 | 12:01'01.418 | |||
2 | オリバー ジャービス Harry Tincknell Jonathan Bomarito |
349 | 12:01'02.853 | 1.435 | 1.435 | |
3 | Jimmie Johnson 小林 可夢偉 シモン パジェノー |
349 | 12:01'03.059 | 1.641 | 0.206 |
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