マグヌッセン、来季はスポーツカーレースに転向か。チップ・ガナッシからIMSA参戦が濃厚
ハースのケビン・マグヌッセンは2021年にスポーツカーレースに転向し、チップ・ガナッシからIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦するようだ。
写真:: FIA Pool
2020年限りでハースF1チームを離脱することが決定しているケビン・マグヌッセン。motorsport.comの調べによると、彼は来季チップ・ガナッシ・レーシングの一員としてIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦し、キャデラックDPi-V.Rをドライブすることになるようだ。
ハース離脱が発表されて以降、ケビン・マグヌッセンの将来に関しては様々な憶測が飛び交っていた。彼の父であり、スポーツカーレースでのキャリアの豊富なヤン・マグヌッセンは、息子にインディカーやWEC(世界耐久選手権)といったこれまでとは別のキャリアを模索するべきとアドバイスした。ただWECはハイパーカー導入初年度で“過渡期”にあるため、ケビン・マグヌッセンは魅力的なチャンスを見つけることができないだろうと考えていた。
一方でインディカーに関しては、シートが空いているチームのほとんど全てと接触したとみられている。しかしながら、ほとんどのオーナーが持参金を持ち込めるドライバーを探していたようだ。
ケビン・マグヌッセンにはデンマークの衣料品ブランド、ジャック&ジョーンズが個人スポンサーとしてついているが、親会社であるベストセラーがこの夏に破産申請していることもあり、交渉は難航したようだ。
しかしその際チップ・ガナッシと接触したことで、彼らのIMSAでのプログラムに話が繋がった。チップ・ガナッシは2019年までGTLMクラスにフォードGTで参戦していたが、今季は参戦を休止。そして来季から最高峰のDPiクラスにエントリーする。
この件についてmotorsport.comは父ヤン・マグヌッセンに確認を求めたが、取材に応じることはなかった。
またケビン・マグヌッセンの他にチップ・ガナッシに加入するドライバーの候補としては、今季までウェイン・テイラー・レーシング(WTR)のマシンをドライブした面々が挙げられている。WTRは来季車両をキャデラックからアキュラにスイッチするのに伴い、ドライバーラインアップを一新。レンガー・ヴァン・デル・ザンデ、ライアン・ブリスコー、スコット・ディクソンらキャデラックでの経験があるドライバーが市場に溢れている状態なのだ。
motorsport.comの取材によると、ケビン・マグヌッセンのパートナーとしてヴァン・デル・ザンデが加入することになる模様。今季のインディカー王者であるディクソンは3人目のドライバーとして、デイトナ24時間をはじめとする4つの耐久ラウンドに出場することになるようだ。
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