親子参戦再び。ケビン・マグヌッセン、父ヤンと共にデイトナ24時間レース出場へ「父と一緒に伝説的なレースを走れるなんて！」

　元F1ドライバーで長年コルベットから耐久レースに参戦してきたヤン・マグヌッセンと、その息子で現在はハースからF1に参戦しているケビン・マグヌッセンが再度”親子コンビ”を組み、今度は2023年1月に控えるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦、ロレックス・デイトナ24時間レースのGTDクラスに出場することとなった。

　マグヌッセン親子は、2021年のル・マン24時間レースのLMP2クラスにハイクラス・レーシングから揃って出場。今週末にアブダビで開催されるガルフ12時間では、親子でMDKモータースポーツのオーナーであるマーク・クワンメと共にチームのフェラーリ『488 GT3』を走らせ、デイトナ24時間レースも同チームから参戦することとなった。デイトナ24時間レースで使用する車両はポルシェ『911 GT3 R』だ。

　チップ・ガナッシ・レーシングのキャデラックDPiプログラムに加わっていたケビンにとっては、これでデイトナ24時間レースは3度目の挑戦となる。

　親子でのデイトナ24時間レース参戦について、ケビンは次のように語っている。

「すごくワクワクしているよ」

「ロレックス・デイトナ24時間レースは伝説的なレースだし、過去2年間はチップ・ガナッシ・レーシングで素晴らしい時間を過ごしてきた」

「そんなレースに父と一緒に出れるなんて、最高だよ。この機会を設けてくれたマーク・クワンメには感謝してもしきれない」

MDK Motorsports Porsche 911 GT3 R: Kevin Magnussen, Jan Magnussen, Mark Kvamme

Photo by: MDK Motorsports

　F1の2023年プレシーズンテストが2月に控えていることもあり、ケビンとしてはスポットでのIMSA参戦となるが、父ヤンはIMSAのミシュラン耐久カップの2023シーズンにMDKモータースポーツから参戦する予定となっている。ミシュラン耐久カップは、デイトナ24時間レースに加え、セブリング12時間レース、グレン6時間レース、プチ・ル・マンの全4戦で構成される。

「昨年のル・マン24時間レースの後、このような耐久レースを一緒に走る機会がもっとあればと思っていた」とヤンは言う。

「MDKモータースポーツとマーク・クワンメのおかげで、またしても素晴らしいイベントのエントリーリストに載ることになった。そして、MDKモータースポーツからミシュラン耐久カップに参戦することにもワクワクしている」

「アメリカで最後にレースをしてから3年近くが経っている。その間、FIA世界耐久選手権、ポルシェ・カレラカップ・スカンジナビア、ル・マン・カップ、TCRデンマークに参戦してきた」

「ただ、1999年にF1からスポーツカーレースに転向して以来、アメリカは私にとって第2の故郷だ。IMSAに再び戻ってくることを楽しみにしている」