おひとついかが? HPD、2022年用アキュラ『ARX-05 IMSA DPi』をオークションに出品……落札締め切り迫る
オンラインオークションに出品されているIMSAの2022年シーズンでレース勝利を挙げたウェイン・テイラー・レーシングのアキュラ『ARX-05 IMSA DPiレースカー』。そのオークショが、12月23日金曜日に締め切りを迎える。
ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)は、2022年シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)最高峰クラスDPiに参戦していたウェイン・テイラー・レーシング(WTR)の10号車アキュラ『ARX-05 IMSA DPiレースカー』をオンラインオークション「Bring a Trailer」に出品している。
落札締め切りが残り1日を切り、12月23日(金)日本時間11時の時点での最高入札額は39万ドル(約5,172万円)となっている。
この車両は、WTRによって組み立てが行なわれ、リッキー・テイラーとフェリペ・アルバカーキのコンビで2022年シーズンのIMSAを戦った。
開幕戦ロレックス・デイトナ24時間の予選レースでは勝利。デイトナ24時間レース本戦ではメイヤー・シャンク・レーシングが駆るアキュラの姉妹車に次ぐ2位に終わったが、その後のラグナセカ戦、ミッドオハイオ戦、ワトキンスグレン戦、ロード・アメリカ戦でも勝利を手にし、ランキング2位となった。
2022年にARX-05は大きな成功を収めたが、2023年からIMSAの最高峰クラスはFIA世界耐久選手権(WEC)と並行参戦が可能なLMDh車両の時代となる。クラス名もGTPに改められ、DPi車両での参戦は不可能になった。
そうした背景もあり、WTRのARX-05がオークションに出品されることとなった。出品された車両のシャシー番号は”7”で、2022年のシーズン中に約17700kmを走行している。
12月22日(木)、アルバカーキは次のようにツイートしている。
「やあみんな、このクルマに新しいオーナーがつくまであと1日だ!」
「このクルマを手に入れたら、リストリクターを外してサーキットに行き、全てのラップタイム記録を塗り替えることをオススメするよ!(補足:このクルマは芝の上でも素晴らしい走りをするよ)」
出品されたARX-05は、WTRのブラックとシルバー、ブルーのコニカミノルタのカラーリング。ツインターボ3.5リッターAR35TT HPD V6とパドルシフトのxtrac製6速シーケンシャルギヤボックスを搭載している。この車両が最後に走ったのは9月にロード・アトランタで開催されたプチ・ル・マンだが、出品者のHPDは搭載されているギヤボックスの走行距離は3km未満だとしている。
その他の特徴は以下の通りだ。
- オレカ製カーボンファイバーモノコックシャシー
- ダブルウィッシュボーン式プッシュロッドサスペンション
- エアジャッキシステム
- ブレンボ製ピストンキャリパーとAPレーシング製カーボンローター
- スタガードワイドのロティフォーム製18インチ鍛造アルミホイール
- コスワース製電子制御装置とマクラーレン製ECU
- シュロスレーシング製6点ハーネス
- ライフライン製消火システム
なお、オークションは日本時間12月24日(土)午前2時50分に締め切られる。
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