ルーカス・アウアー、デイトナ24時間のプラクティス中に大クラッシュ。救出後搬送も腰椎に“重大な”骨折
メルセデスのルーカス・アウアーは、2023年デイトナ24時間レースのプラクティスで大きなクラッシュを喫し、背骨に重傷を負った。
写真:: Art Fleischmann
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦として実施されるロレックス24(通称デイトナ24時間)。決勝レースを前にして行なわれたプラクティスセッションでは、ウィンワード・レーシングからGTDクラスにエントリーしているルーカス・アウアーが大クラッシュを喫した。
メルセデスAMG GT3の57号車をドライブしていたアウアーは、クラス最速タイムを記録した直後にターン1立ち上がりでコントロールを失い、ターン2近くのピットレーン出口とコースを隔てるコンクリートウォールに正面から激突してしまった。
この事故により赤旗が掲出され、セッションは約20分の間中断。その間にアウアーは破壊されたマシンから救出された。目撃したカメラマンによると、救出にあたってはロールゲージが切り開かれていたという。
アウアーはそのまま病院に搬送された。幸い意識はあったものの背中の痛みを訴えており、その後腰椎に“重大な”骨折があることが明らかにされた。
なおウィンワード・レーシングのメルセデスは大きなダメージを受けてしまったため、シャシー交換が必要な状況となっているが、AMGはテキサスにあるチーム拠点から新たなモノコックを送る予定であると明かしており、アウアーの代役ドライバーも間もなく発表される模様だ。
ゲルハルト・ベルガーの甥としても知られるアウアーは長くDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で活躍し、2019年はレッドブルジュニアドライバーとして来日してスーパーフォーミュラにも参戦。日本でのレース参戦はその1年のみとなり、その後ヨーロッパに戻り2022年のDTMではメルセデスAMG GT3を駆りランキング2位を獲得した。
そして今回のデイトナ24時間でアウアーはインディ・ドンティエ、フィリップ・エリス、ラッセル・ワードと共にウィンワード・レーシングからデイトナ初挑戦。同チームは先日行なわれた予選でもGTDクラスの最速タイムをマーク。GTD Proを含めても4番手の好タイムであった。
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