【インディカー】アンドレッティ、インディ500は5台。ドライバーは未定
マイケル・アンドレッティは、アンドレッティ・オートスポートがインディ500で5台目のマシンを参戦させることを認めた。






アンドレッティ・オートスポートのオーナーであるマイケル・アンドレッティは、今年のインディ500に5台目のマシンをスポット参戦させることを認めた。しかしながら、ドライバーの選定はまだ行われていないようだ。
アンドレッティ・オートスポートは、伝統的なレースであるインディ500に過去11年で9度、マシンを追加エントリーしてきている(アンドレッティ・グリーン・レーシング時代を含む)。アンドレッティはマルコ・アンドレッティ、ライアン・ハンターレイ、アレクサンダー・ロッシと佐藤琢磨のレギュラードライバーに加え、2017年も5台目のマシンを走らせることになる。
昨年のインディ500は、タウンゼント・ベルがスポット参戦しラップリードを12周記録しているが、トップを争っていたチームメイトのハンターレイと接触してしまった。にもかかわらず、アンドレッティ・オートスポートとしては、アレキサンダー・ロッシが優勝し、カルロス・ムニョスと1-2フィニッシュを飾っている。
追加エントリーで出走したドライバーの中では、2013年ルーキーだったムニョスが2位を獲得したのがベストなリザルトとなっている。
マイケル・アンドレッティは、motorsport.comに次のように語った。
「我々は確かに、5台のマシンを(インディ500で)走らせる準備をしている。我々はインディ500に向けて、4つまたは5つのプログラムに取り組んでいて、うまくいけばそのうちの1つはもうすぐ完了するだろう」
アンドレッティは、5台目のマシンのドライバーの候補からロビン・フラインスとアントニオ・フェリックス・ダ・コスタを除外した。どちらのドライバーもインディカーに強い関心を示していたが、彼らはフォーミュラEに参戦しており、フォーミュラEの第6戦パリePrix(5月20日決勝)とインディ500の予選がかぶってしまっているためだ(インディ500の決勝は5月28日)。
インディアナポリスでのホンダ優位を望む
昨季ホンダ勢は全16戦中2勝に終わり、特にロード/ストリートコースやショートオーバルではシボレー勢に圧倒された。アンドレッティは、2017年はエアロキット開発が凍結されているため、ホンダ勢の傾向が大きく変わるとは予想していないと語った。
「昨年と同じような結果になるだろう」と彼は語った。
「(ショートオーバルの)フェニックスのような場所では、シボレー勢に少しアドバンテージがある。インディアナポリスでは、ホンダが昨年のアドバンテージを維持していることを願っている。だから、それら以外のトラックでバランスを取ることにする」
「ロードコースとショートオーバル仕様のエアロキットから、ダウンフォースを削っていこうとすればするほど、我々にとって状況が悪くなっていく」と彼は付け加えた。
「我々のキットはシボレー勢のモノよりも効率が悪い。ダウンフォースが高い時には我々は競争力を発揮できるが、ダウンフォースを削っていくと、すぐ悪くなっていってしまう」
しかしながら彼は、今シーズンのチームの体制について自信を持っているようだ。
「我々はチーム内の体制に大きな変更を加えた。我々が成し遂げたことに私は本当に満足している。以前は、ライアン・ハンターレイのレースエンジニアでもあった、レイ・ゴセリンがテクニカルディレクターを務めていた。今は(元チップ・ガナッシ・レーシングの)エリック・ブリッツマンがテクニカルディレクターを務めている。彼はオフシーズンにチームを強化してくれた」
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この記事について
シリーズ | IndyCar |
イベント | インディ500 |
ロケーション | インディアナポリス・モーター・スピードウェイ |
ドライバー | アレクサンダー ロッシ , マルコ アンドレッティ , ライアン ハンター-レイ , 佐藤 琢磨 , Townsend Bell |
チーム | アンドレッティ |
執筆者 | David Malsher |