【インディカー第15戦】ニューガーデン4勝目。佐藤琢磨は事故に巻き込まれリタイア

インディカーシリーズ第15戦ゲートウェイ500の決勝レースが行われ、ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンが優勝を果たした。

 インディカーシリーズ第15戦ゲートウェイ500の決勝レースが行われ、ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンが優勝を果たした。

 今回のゲートウェイ500は、ナイトレースとしての開催。そのため路面温度が低く、いつもよりパレードラップの周回数が増やされた。

 レーススタートに向けて先導車がピットに戻った瞬間、トニー・カナーン(チップ・ガナッシ)がリヤを滑らせてスピン。ウォールにクラッシュしてしまった。

 これでイエローコーションとなったが、そのままレースがスタートしていく。カナーンは3周遅れでコースに復帰する。

 6周目からレースは本格スタート。しかし、その直後のターン1で大波乱。ポールポジションスタートのウィル・パワー(ペンスキー)が単独スピンしてクラッシュすると、5番グリッドスタートのエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)が6番手スタートの佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)を巻き込む形でスピン……上位の3台が一気にクラッシュしてしまうことになった。

 佐藤は自力でピットに戻ることができたものの、左リヤのサスペンションを壊しており、チームは修復しようと試みたが、後にレース復帰を諦めることになった。パワーとカーペンターのマシンは、大ダメージを受け、自力でピットに戻ることができず……回収作業に多くの時間を擁した。

 19周目からレースが再開。パワーがいなくなったことでトップに浮上していたニューガーデンが、チームメイトのエリオ・カストロネベスの攻撃をかわして先頭をキープする。シモン・パジェノーも3番手につけており、パワーがいなくなっても、ペンスキー勢が1-3位を独占して、後続との差を広げながらレースを進めていく。

 大きな順位変動のないまま、50周以上を周回。55周を過ぎた頃から、各車が最初のピットストップに向かう。アレクサンダー・ロッシは、59周目でピットイン。トップ3のペンスキー勢は、60周目から61周目にかけてピットインした。

 インディ500の予選でクラッシュしたことにより、長らく欠場していたセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)はこれが復帰戦。そのブルデーは最初のピットインを遅らせることで、リードラップをとった。

 ブルデーがピットインした後は、再びニューガーデンが先頭へ。大きな混乱もなく、レースは順調に進行していく。

 しかし101周目、JR.ヒルデブランド(エド・カーペンター・レーシング)がクラッシュ。壁に貼り付いてしまう。ヒルデブランドのマシンは、クラッシュ前から問題があり、その影響でクラッシュとなったようだ。

 これでこのレース3回目のイエローコーションとなり、各車がピットイン。首位を行っていたニューガーデンが若干作業に手間取り、カストロネベスの先行を許してしまうことになった。

 113周目からレースはリスタート。相変わらずトップ3はペンスキー勢だが、3番手シモン・パジェノーの後方には、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)やジェームス・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)らが近づいてくる。

 一方先頭に立ったカストロネベスは好調なペースで飛ばし、2番手ニューガーデン以下を引き離していく。156周目の時点で、ニューガーデンとの差は3秒以上となった。

 そのカストロネベスは、157周を走りきったタイミングで、アンダーグリーン状態にもかかわらずピットイン。ロッシやライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ)らもこのタイミングで入った。ニューガーデンとパジェノーは、2周遅い159周終了時点でのピットインだった。

 ただこのピットストップの際に、カストロネベスは痛恨のエンジンストール。これによりチームメイトの2台のみならず、ディクソンにも先行されてしまい、4番手に落ちた。

 各車がピットストップを終えた166周目、チップ・ガナッシのマックス・チルトンがクラッシュ。4回目のイエローコーションとなる。

 175周目からレース再開。ディクソンがパジェノーのインから、アウトから攻めるが、抜き切ることができない。逆にディクソンはカストロネベスに抜かれてしまい、再びペンスキー勢が1-2-3体制を築き上げる。

 184周目、グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)がヒンチクリフを捕らえて5番手に浮上する。

 203周目、ハンター-レイがウォールにヒットしてしまった。ハンター-レイは自力でピットに戻ることができたものの、イエローコーションが発動される。ハンター-レイのマシンには大きなダメージがないようで、チェックとタイヤ交換のみですぐにコースに復帰した。

 ピットレーンがオープンすると、ほとんどのマシンがピットイン。ここで先頭に躍り出たのはパジェノーで、ニューガーデンが2番手、ディクソンが再びカストロネベスの前に出て、3番手となった。

 レイホールは給油リグが刺さったままピットアウトしてしまったことで、再びのピットインが必要となった。また、ハンター-レイは結局レース続行を諦め、マシンを降りてしまった。

 213周目からレース再開。ニューガーデンはパジェノーを、カストロネベスはディクソンを、それぞれ抑え続けていく。

 218周目、ターン1でニューガーデンがパジェノーのインに飛び込み、両者接触。パジェノーはアウトに弾かれるような格好になった。パジェノーはなんとかマシンをコントロールし、クラッシュを避けたが、ディクソンにも先行されてしまった。

 その後、順位が入れ替わることはなく、ニューガーデンが逃げ切って今季4勝目。ランキング首位もしっかり堅持した。2位にはディクソン、以下パジェノー、カストロネベスという順位だった。

インディカー:ゲートウェイ500決勝結果

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この記事について
シリーズ IndyCar
イベント名 ゲートウェイ
サーキット ゲートウェイ・モータースポーツ・パーク
記事タイプ レースレポート