【インディカー】パワー30勝目「簡単なレースだったわけじゃない」

今季初優勝を挙げたパワーは、PPを獲得したものの、レース展開は決して楽なものではなかったと話した。

 ペンスキーのウィル・パワーは、今シーズン初優勝をポール・トゥ・ウィンで飾ったが、簡単なレースではなかったと述べた。

 全85周のうち61周をリードしていたパワーだが、最初のスティントでハードにプッシュしすぎたため、最初のピットストップの後はチームメイトのエリオ・カストロネベスとのバトルでは彼に追い抜かれそうだった認めた。その後パワーは最初のピットストップでブラックタイヤに交換したが、カストロネベスはその前の周に2セット目のレッドタイヤに交換しており、ここではカストロネベスが前に出た。

 レース後、パワーは「簡単なレースじゃなかった。先頭でクルージングできていたわけじゃなかった」と話した。

「タイヤはデグラデーションが起きそうだったので、あまりタイヤに負荷をかけないようにプッシュしなければいけなかった。最初のスティントでは、序盤にプッシュしすぎたので、ヘリオに追い抜かれそうだった。ギャップを開いたけど、このスティントの終盤は苦労したし、結局(最初のピットストップの後には)彼が前に出た」

「ファイアストンは良いタイヤを持ち込んだ。予選ではかなりグリップもあった。決勝では、レースが進むにつれてゆっくりとグリップがなくなったけど、それが良い戦略、レースを生むことになった」

 2度目のピットストップで再びトップに浮上したパワーは、今度は自分と同じタイヤ戦略を採ったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)に注目していた。ディクソンは最終スティントでカストロネベスを追い抜き、2位でレースを終えている。

「ディクソンとのギャップが縮まっていることをとても意識していた」とパワーは話した。

「彼のギャップの縮め方を見ていると、彼のタイヤは終わりそうだと考えていた。だからタイヤを使えなくなるだろうと考えていたけど、彼は同じように走り続けた」

「でも突然、ギャップが開き始めた。物事が良い方向に向かっていると思ったよ」

 パワーには今年、新たにジョン・マイロン・バウスログというストラテジストがつき、レースだけではなく予選も彼が戦略立案を担当することになった。おかげでパワーは、予選で2番手のカストロネベスに0.4秒も差をつけてポールポジションを獲得した。

 パワーは、「彼は今週末とても良い仕事をした」と述べた。

「彼は予選で良い戦略を提案し、最後の数分になるまでアタックを待った。彼は、『なぜブラックタイヤでアタックを行った後すぐに、レッドタイヤでいかないのかって? そうすれば、僕たちは常にクリアラップを走ることができる』と言ったんだ。彼は本当に良いレースを"創って"くれた」

 今回パワーは通算30勝目を挙げ、元ドライバーのリック・メアーズやチームメイトのカストロネベスを上回り、歴代11位の勝利数となった。

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この記事について
シリーズ IndyCar
イベント名 インディアナポリス
サーキット インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
ドライバー ウィル パワー
チーム Team Penske
記事タイプ 速報ニュース