【インディカー】ブルデー「新人の加入は有益ではないが敵視はしない」

若手の新人エド・ジョーンズをチームメイトに迎えるセバスチャン・ブルデーは、彼にはあまり多くは望まないと語った。

 昨シーズン、セバスチャン・ブルデーはKVレーシングから1台体制でインディカーに参戦していた。そして今年はデイル・コイン・レーシングからインディカーに参戦するブルデーは、2016年にインディ・ライツでタイトルを獲得したエド・ジョーンズをルーキーとしてチームに迎えることになった。ただブルデー自身は、新たにチームメイトを迎えることは自身にとって有益ではないと話した。

「ルーキーイヤーがどれほど難しいものなのか、ということを忘れている人もいると思う」

「今はテスト回数も少ないし、そのせいで余計に難しいものになっている」

「マシンのことや、エンジニアやチームとの関係など、学ぶことはたくさんある。攻略の難しいトラックもある。レースの週末には、十分にランニングする時間も取れない。ルーキーにとって、その週末は本当にあっという間なんだ!」

「今はドライバーとして成長段階にあるエドは、自分が自信を持てるようなマシンに乗ることが重要だ。そうすれば彼はハードにプッシュすることができるし、限界を探ることができる。今はコースに出て、自信を築く時期だ」

「(彼が)僕をサポートしてくれるなら、僕は彼を気にしない。ルーキーのエドとは予選でも同じようなタイムになると思う。でも、(予選で)彼が何か特別なものを(マシンから)引き出せたとしても、僕をサポートするにはもう遅い……その時にはもうグリッドについているからね!」

「エドに対しては、全く敵視していない。ルーキーと一緒だから、そうするしかない。こうやってレースの週末に進歩していくものだ。彼が僕を助けてくれるよりも、僕が彼を助けることの方が多いのは当然のことだ。彼は僕がやったことを吸収できるから、突然僕より速くなって、僕を見下すかもしれないね」

「でも確かに、こういうことがためになったこともあった。例えば、チャンプカーシリーズの初年度、ニューマン/ハースでの僕のチームメイトはブルーノ・ジュンケイラだった。彼は自分の仕事に集中していたので、僕は彼から学ぶことができた。彼のデータを見て、予選では何が正しいのかということも考えた。僕は5回ポールポジションを獲ったけど、彼は3回から5回くらいだった。というのも、彼が僕から学べることは何もないからね。彼にとっては地獄だったんじゃないかと思っているよ!」

「エドは才能あるドライバーだが、判断は時期尚早」

 ブルデーは先週、ジョーンズとともにセブリングで最初のテストを終えたが、ジョーンズがチームに慣れるためには時間が必要であり、彼に同情したと話した。

「セブリングでのテストは、タフな状況だった」

「エドは十分に走行できなかった。彼はインディカーに飛び込んできたばかりだから、すべてにおいて経験もない。このマシンに慣れている僕でさえ、もし次にドライブするまでに4カ月も空いたら、彼のようになるだろう。”うわっ! すごいマシンだ”ってね。マシンに順応するためにも周回を重ねるべきだ。これは無意識にできることではない」

「だから、これまで以上にポテンシャルのある新しいマシンに適応するのは、そう簡単なことじゃない」

「ルーキーは、これまで以上にエネルギーを注がなければいけない。どんなにフィジカル面で準備をしても、慣れていないマシンに乗ってリラックスするのは難しい。マシンの基礎について学ぶことはまだあるし、容易ではない。こういうところでエネルギーをたくさん使うんだ」

「同時に、稼げるだけ走行距離を稼ぐんだ。エドはテストで100周以上走れたと思う。マシンに乗って大きなチャンスを期待するんじゃなくて、休まずに距離を稼ぐんだ」

 続けてブルデーは、インディ・ライツ参戦2年目でタイトルを獲得した21歳のジョーンスのポテンシャルに関しては、判断するには時期尚早だと話した。

「正直に言うと、伸び悩んでいたり、コンマ何秒かタイムを縮めるために模索している時には、ルーキーに何ができるのかわからない」

「エドには才能と速さがあるということはわかっている。彼はきっとうまくやるだろう。でもまずは、彼はマイルを稼ぐことが必要だ。その点で、彼がどこまで自分をプッシュできるのかという基準を下げないといけない。そして道を誤ることなく自信を持たせ、マシンのことを学ばせるべきだ。一度それが理解できれば、彼は自身の考えを説明して、エンジニアと共に適切なセットアップを見つけ、ポテンシャルをフルに発揮できるだろう」

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この記事について
シリーズ IndyCar
ドライバー エド ジョーンズ , セバスチャン ブルデー
チーム Dale Coyne Racing
記事タイプ 速報ニュース