【インディカー】PPの佐藤琢磨、直前までマシン調整「チームに感謝」

第14戦ポコノでPPを獲得した佐藤琢磨は、直前に起きた同僚のクラッシュに動揺したが、チームのおかげもあり良いアタックが出来たと語る。

 アンドレッティ・オートスポートの佐藤琢磨は、第14戦ポコノの予選で唯一220mph(時速約354km)台のラップをマーク。2周の平均速度でもトップとなり、今季2度目、インディカー通算で7度目のポールポジションを獲得した。

 佐藤は予選後、次のように語った。

「僕たちは、多くのポイントを獲得しようという意気込みでここに来ました。スーパースピードウェイでは、アンドレッティ・オートスポートは素晴らしい歴史を持っています。明日のレースで、優勝を狙えない理由はありません」

「ですが、僕は(インディ500に続き)500マイルレースでのダブル優勝については、あまり考えていません。とても長いレースですからね。今日の予選のように、あらゆることが起こります。僕のチームメイトだけでなく、他のドライバーにとっても、風の方向だったりで今日はチャレンジングだったと思います。かなりマシンのダウンフォースを削りました」

 佐藤が言うように、予選ではアンドレッティ・オートスポートのライアン・ハンター-レイがクラッシュし病院に搬送された他、チーム・ペンスキーのエリオ・カストロネベスもクラッシュを喫している。

「ライアンの(クラッシュの)瞬間を見ていました。僕のアタックの直前だったので、ナーバスになりました。僕たちチームメイトは、マシンのパーツの多くを共有し、マシンの哲学も同じです。ですから、彼に起きたことが自分にも起きることを予想するのは当然です」

「アタックの前にアレクサンダー(ロッシ)が僕のところに来て、彼が感じたことを教えてくれました。ここではダウンシフトが多くあり、僕たちはウェイトジャッカーで上手く調整しないといけません。すべて、先回りで行動できました」

「僕は素晴らしいラップをすることができました。チーム全員に感謝しなければいけません」

 佐藤は2周のアタックのうち、2周目のターン1でウォールに近づきすぎたため、2度スロットルを緩める必要があったことを認めた。しかしながら、ウォールに接触しながらも4番手を獲得したインディ500とは違い、今回は壁には接触しなかったという。

「そうですね、(壁から)数インチでした!」と彼は笑った。

「インディ500で、それには慣れています! 今回はヒットしなかったので…」

「実際、素晴らしかったです。まとまっていましたし、とてもスムーズでした。しかし僕が言ったように、僕たちはマシンのダウンフォースをかなり削っていたので、何度かタイヤのデグラデーションを感じました。2周目のターン1でマシンがスライドしたんです。だから、素早く何度かリフト(スロットルを緩める)し、それに対処しなければいけませんでした」

「それでも、僕たちは良い勢いを保っていたと思います。2周目も非常に速かったし、マシンがすごくよく機能したと思います」

 佐藤は、ハンター-レイのクラッシュとその後の清掃作業で、彼のエンジニアのギャレット・マザーシードがマシンセットアップの微調整を行なう時間が得られたと述べた。

「先程言ったように、彼に起きたことは自分にも起きる可能性があります。彼は、ターン3でイエローラインの内側にホイールを落としたようで、それからマシンの挙動が乱れました。何が彼をそうさせたのかはわかりません。ライアンの話を聞いて見る必要があります」

「しかしとにかく、なにが起きたにせよ、もっとも重要なのはそれがマシントラブルではなさそうだということでした。ですから、エンジニアたちはその時点で可能な限り多くのデータを調べ、リヤを少し安定させるためにフロントウイングを調整しました。それが僕たちがしたことです」

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この記事について
シリーズ IndyCar
ドライバー 佐藤 琢磨
チーム アンドレッティ
記事タイプ 速報ニュース