【インディカー】周回遅れから逆転勝利を決めたパワー。その詳細を語る

チーム・ペンスキーのウィル・パワーは、日曜日行われたインディカーシリーズ第14戦ポコノで、途中周回遅れになりながらも優勝を果たした。

 チーム・ペンスキーのウィル・パワーは、日曜日行われたインディカーシリーズ第14戦ポコノで、途中周回遅れになりながらも優勝を果たした。

 決勝を5番グリッドからスタートしたパワーは、60周目に2度目のピットインを行なったが、その直後でフロントウイングのアジャスターにトラブルを抱えた。それから数周後に再びピットインを強いられたパワーは、周回遅れとなってしまった。

 さらに不運は続き、ジェームス・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)とJ.R.ヒルデブランド(エド・カーペンター)のインシデントを咄嗟に避けたチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)からアタックされて、リヤウイングを破損させてしまったパワーは三度ピットイン。マシンのリヤセクションも交換する羽目になった。

 しかし、パワーはコーションのタイミングを利用してリードラップに復帰。さらに怒涛の追い上げで首位に浮上した。彼はラスト10周で2番手のジョセフ・ニューガーデンと3番手のアレキサンダー・ロッシに追い上げられるも、ポジションを守りきり逆転優勝を果たした。

 パワーはレースについて次のように語った。

「本当にすごい日だったよ。今回僕たちは強いマシンを用意することができたと言えると思う」

「レース序盤で、突然フロントウイングが壊れてしまったんだ。でも幸いなことにウォールに当たることはなかった」

「周回遅れになってしまった時、”大丈夫、ゲームは始まったばかりだし、また元のポジションに戻れるさ”と自分を奮起させた。でも217mph(時速349.228km)で周回している時は、”ここでチャンスを作らなければ”と懸命に走ったよ。そのあと、リヤのウイングが壊れてしまって交換することになった。でもチームのみんながピットで素晴らしい仕事をこなしてくれたから、やるべきことをやってレースで勝利することができた」

「周回遅れになった時は、誰もがとにかくリードラップに追いつこうとすると思う。そのためにたくさんのトラフィックと戦わなくてはいけないし、インシデントに巻き込まれないためにもリスタートで慎重になる」

「でもそんなことは全くしなかった。僕は他のライバルがピットストップをしたことで、誰もいなくなったトラックを走るチャンスを得て、良いラップタイムを記録することができたんだ」

 パワーは、最後のスティントで最も警戒していたライバルがニューガーデンであったと語った。

「チームから"ジョセフが近づいている”と伝えられたからレースを終えるまで、ポジションを守りきれるかどうかはわからなかった。彼が唯一僕を交わせるのはターン3だということは理解していたから、そのセクションは積極的にブロックしていき、彼がイン側に入らなかったことを確認した。もし彼がイン側に入っていたら交わされてしまっていたと思う。ターン2の時点でかなり接近されていたから、そのままの状態でいったら負けていただろう。だから彼にイン側を取られないように攻めた。それが功を奏したんだと思う」

 年間5位のパワーは、現在トップのニューガーデンに対し、42ポイント差つけられている。残り3レースでチームメイトに打ち勝ち、タイトルを獲得することができるかどうか訊くとパワーは次のように答えた。

「もちろん、可能だろう」

「昨年は3レースでリタイアしてしまった。そのうちの1レースはダブルポイントレースだったから最悪なものだった。だから今季こそ最高の結果でシーズンを終えると決意したんだ。再びそのような結果になりたくない」

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この記事について
シリーズ IndyCar
イベント名 ポコノ
サーキット ポコノ・レースウェイ
ドライバー ウィル パワー
チーム Team Penske
記事タイプ 速報ニュース