【インディカー】開幕戦:佐藤琢磨「移籍初戦は素晴らしい結果」
インディカー開幕戦セントピーターズバーグを5位でフィニッシュした佐藤琢磨は、チーム加入後初レースは「素晴らしい結果だ」と語る。










2017年のインディカー・シリーズ開幕戦がアメリカのセントピーターズバーグで行われ、アンドレッティ・オートスポートの佐藤琢磨は5位でフィニッシュした。
佐藤琢磨が3番手まで浮上、後方のマシンがピットインを終えた段階でフルコースイエローコーションが宣言される。これにより、佐藤をはじめ上位勢は後方に落ち、先頭に立ったのは最後尾スタートのセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)だった。
レース再開時、佐藤はレース序盤に首位を走っていたジェームス・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)と2番手にいたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)を交わすなどして順位を上げ、3番手に復帰しブルデーらを追った。しかし、最後のピットインで右フロントタイヤを交換するためのインパクトレンチに不具合が発生……このタイムロスで表彰台圏外に落ち、最終ラップにはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ)に交わされ、5位に終わった。
非常に悔しい結果に見える佐藤琢磨だが、今回のレースについて次のように語った。
「チームの全員が、素晴らしい努力をしてくれたと思います」
そう佐藤は言う。
「金曜日は、これまでで一番困難な金曜日のひとつでした。厳しく、そして挑戦的な週末でした。しかしチームメイトが、僕とエンジニアリングチーム全体を助けてくれたと思います」
「状況を考えれば、予選はでき得る限りのベストを尽くしたと思うし、結果には非常に満足していました」
佐藤は今回の結果について、チームにとっても、そしてアンドレッティでの初レースを迎えた佐藤自身にとっても、素晴らしい結果だったと考えているようだ。
「今日は厳しいレースでした。しかし、4位(ハンター-レイ)と5位(佐藤)という結果は、アンドレッティ・オートスポートにとっては素晴らしいリザルトだったと思います。特に、僕にとってこのチームでの最初のレースとしては、素晴らしいものでした」
次戦ロングビーチは、佐藤が2013年に優勝を果たした地。今年は4月7日〜9日にかけて開催される。
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この記事について
シリーズ | IndyCar |
イベント | セント・ピーターズバーグ |
ロケーション | セント・ピーターズバーグ市街地コース |
ドライバー | 佐藤 琢磨 |
チーム | アンドレッティ |