【インディ500】ディクソン、ファーストフード店で拳銃強盗に襲われる
今年のインディ500のポールシッターとなったスコット・ディクソンは、予選の4時間後にファーストフード店で拳銃強盗の被害に遭った。

今年のインディ500の予選”ファスト9”で最速ラップをマークしポールポジションを獲得したチップ・ガナッシのスコット・ディクソンは、ダリオ・フランキッティと共に拳銃強盗に遭ったという。
Fox59が報じるところによれば、この事件は5月21日(日)午後10時(現地時間)に発生したという。予選が終了し、ポールポジション獲得の歓喜に酔いしれてから、わずか4時間後の出来事だった。
ふたりのドライバーは、インディアナポリス・モータースピードウェイから800m離れたところにあるファーストフード店”タコベル”のドライブスルーレーンに並んでいたところ、被害に遭ったという。
チップ・ガナッシの広報担当者は、事件が発生したことを認めた。しかし、いずれのドライバーもコメントを発表していない。またFOXによれば、ディクソンの妻であるエマ・デイビス・ディクソンも居合わせていたようだ。
なおディクソンのチームメイトであるトニー・カナーンは、次のように語った。
「僕も彼らと一緒にいるはずだった」
「僕はブラジル出身だから、もう少し慣れている。でも、ここでそんなことが起きるとは思っていなかった。とにかく、彼らが無事で良かった」
「僕らはバスロット(ドライバーたちがスピードウェイでモーターホームを駐車する場所)にいた。そして僕らは夕食を素早く摂ろうと決め、ディクソンが買いに行くことになった」
「彼はウインドウを下ろして注文していたところ、ふたりの男が彼に近付き、銃口をディクソンの頭に向け、そして財布と携帯電話を出すように要求した。しかし、彼は財布をモーターホームに置いて行ってしまったんで、持っていなかった。それで奥さんの財布を差し出すと、犯人は立ち去ったんだ」
この事件の犯人は、14歳と15歳の未成年ふたり組で、後に逮捕されている。
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この記事について
シリーズ | IndyCar |
ドライバー | Dario Franchitti , スコット ディクソン |
チーム | Chip Ganassi Racing |
執筆者 | David Malsher |