【インディ500】佐藤琢磨を撮り続けた松本カメラマン「ついにやった」

佐藤琢磨が渡英した直後から、その雄姿を撮り続けてきた松本カメラマン。おそらく、最も長く彼の走りを見続けた男が、その想いを綴った。

 ずっと佐藤琢磨を追いかけ続けてきたカメラマンがいる。知る人ぞ知る、松本浩明である。

 松本は渡英した若き佐藤琢磨と出会い、その後F3、F1、そしてインディと、その姿をファインダーに収め続けた。おそらく、佐藤琢磨を一番長く見つめたうちのひとりであろう。そして2017年5月28日、歓喜の瞬間が訪れた。場所はインディアナポリスである。

 その松本カメラマンが、佐藤琢磨に送る言葉を綴った。

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「ついにやったね! おめでとう、琢磨! あのインディ500で勝つなんて、すごいじゃないか!」

「F1目指してイギリスに来た頃出会ったけれど、その後アメリカに来て金字塔を打ち立てるとはね。長いレース人生でちょっと進路変更しちゃったかもしれないけれど、日本人ドライバーが挑戦し続けて誰も成し遂げられなかった大偉業だ。本当にうれしいよ」

「F1だから、インディだから、ル・マンだから‥‥。そんなことじゃないんだ。いつも大きな夢を持ち続けて、諦めずに前に進んで来て、ついにそれを成し遂げたから、みんな一緒に感動し、泣いてくれたんだ」

「君が負けたことがあったかもしれない。君を笑ったヤツがいたかもしれない。それでもみんなが日本から頑張れって応援してくれたじゃないか。2001年にイギリスF3のタイトルを決めた時、君は大粒の涙をポロポロ流して泣いていた。あれこそ本物のチャレンジャーの涙だった」

「ブリックヤードに来て君のレースを見た30万人が、君の栄誉を称えている。このレースに出たフェルナンド・アロンソもだ。『タク、素晴らしいレースだった。君は素晴らしいドライバーだよ!』。F1チャンピオンにこんな事言わせるなんて、憎いじゃないか!」

文/松本浩明

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この記事について
シリーズ IndyCar
イベント名 インディ500
サーキット インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
ドライバー 佐藤 琢磨
記事タイプ 速報ニュース