
2018シーズンの開幕戦セントピーターズバーグ予選で、波乱をくぐり抜け5番手を獲得した佐藤琢磨は、決勝に向けて自信を語った。







3月10日、フロリダ州のセントピーターズバーグで、2018シーズンのインディカー開幕戦の予選が行われた。5番手を獲得した佐藤琢磨は、決勝に向けてマシンに自信を持っているようだ。
小雨の中、スリックタイヤを使って行われた予選は波乱の展開。12台ずつ2グループに分かれ、上位6台が勝ち抜ける予選の第1セグメントでは、昨年王者のジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)がグループ1の7番手でまさかの敗退を喫している。
佐藤はグループ2の出走だったが、こちらも7番手となり予選敗退……と思いきや他のドライバーにペナルティが出されベストタイムが抹消。佐藤がグループ2の6番手に繰り上がり、第2セグメントへの進出となった。
雨が強くなったことでスピンを喫したものの、すぐに走行を再開した佐藤はここで5番手タイムを記録。最終セグメントであるファイアストン・ファスト6へと駒を進め、最終的にトップと0.2秒差の5番グリッドを獲得した。
「楽しい予選でした」
そう佐藤はチームのリリースにコメントを寄せた。
「ただし、かなりトリッキーなコンディションだったので、もう少し順位を上げられる可能性もありましたが、不満を口にするほどのことでもありません。ファイアストン・ファスト6に進出できたことは、レースに向けて理想的なポジションが手に入ったことを意味しています」
佐藤は、完璧な仕事をしたチームを讃えレースに向けての自信をのぞかせた。
「とてもトリッキーなコンディションのなか、チームのメンバーは素晴らしい仕事をしてくれました。彼らは完璧なタイミングで僕をコースに送り出してくれたと思います。フロントロウを逃したのはちょっと残念ですが、大切なのは、レースに向けて強力なマシーンを手に入れることができた点にあります」
注目のインディカー開幕戦、決勝は日本時間3月12日(月)午前1時40分にスタートが切られる。
この記事について
シリーズ | IndyCar |
イベント | セント・ピーターズバーグ |
ロケーション | セント・ピーターズバーグ市街地コース |
ドライバー | 佐藤 琢磨 |
チーム | Rahal Letterman Lanigan Racing |