








ドライバーズランキング2位で最終戦ソノマを迎えたチップ・ガナッシ・レーシングのスコット・ディクソンは、まだタイトル争いができていると自信を持っている。
最終戦ソノマの予選は、ランキング首位のジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がコースレコードを更新する1分15秒5205をマークし、ポールポジションを獲得した。一方ディクソンは、1分16秒3978で6番手だった。
しかしディクソンは、まだ今年のタイトル争いができているということに自信を持っており、今の状況で予選6番手は悪くない結果だと話した。
「チームとしては、ここは最も難しいサーキットのひとつだと思う」
「今朝はいくらか良い方向に改善することができた。でも午後のコンディションでは、グリップがなかった。変な感じがした。バランスはよかったんだけどね。マシンはまあまあだったけど、コーナーの通過スピードを上げられなかった」
「予選ではグループ1を通過できないかと思ったけど、なんとかQ2に進めた。うまくやり遂げることができてよかった。懸命な作業のおかげだし、チームを大いに信頼していた」
「予選は6番手だったけど、ここは様々なことが起こる可能性のある位置だ。2015年には9番手からスタートして優勝したんだ。絶対に少しでもポジションを上げたい。そして6番手スタートを最大限に活用するつもりだ。明日どうなるのか見てみよう」
またディクソンは、過去にソノマで3度優勝しているが、その事実は決勝レースへ向けてどれほど自信を持てるかということには関係ないと述べた。
「全くそんな自信を持てないよ」
「どうなるかなんて、その時によって全く違うんだ」
「ロングランでマシンがどうなるのかを考えなければいけない。ペンスキーのマシンがここで速いだろうというのは分かっているし、他のチームのエアロキットもここでは大いに機能するだろう。そして僕たちに足りない部分があるということも分かっている。でもチームとして、戦略を通じてか、あるいはロングランでのマシンの実力でそれを乗り越えることはできる。良い方向に向かうことを願っている」
最後に戦略やレース中に用心すべきことについて、ディクソンはこう話した。
「僕たちはみんな、何かが起きた時にどれほど警戒しなければいけないかということを分かっている。だから先頭を走っていたら、いい”カモ”にされてしまうかもしれない。過去にもそういうのを見てきた。どうなるかわからないけどね。僕たちの選択肢が何なのか、それは考えてみよう」
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この記事について
シリーズ | IndyCar |
イベント | ソノマ |
ロケーション | ソノマ・レースウェイ |
ドライバー | スコット ディクソン |
チーム | Chip Ganassi Racing |
執筆者 | David Malsher |