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”特別なシーズン”を終えた佐藤琢磨。レイホール移籍は「前進」するため

インディ500を制するなど、忘れられないシーズンを過ごした佐藤琢磨が、2017年、そして移籍を決断した来季について語った。

”特別なシーズン”を終えた佐藤琢磨。レイホール移籍は「前進」するため
Winner Takuma Sato, Andretti Autosport Honda celebrates
Winner Takuma Sato, Andretti Autosport Honda
Winner Takuma Sato, Andretti Autosport Honda
Takuma Sato, Andretti Autosport Honda
Takuma Sato sitting for Borg-Warner Trophy bust
Borg-Warner Trophy bust of Takuma Sato
Takuma Sato, Andretti Autosport Honda
Takuma Sato, Andretti Autosport Honda
Polesitter Takuma Sato, Andretti Autosport Honda
Takuma Sato, Andretti Autosport Honda
Winner Takuma Sato, Andretti Autosport Honda celebrates

 インディ500を制するなど、充実の2017年シーズンを過ごした佐藤琢磨。佐藤本人も、「特別なシーズン」と感じているようだ。

「2017年は本当に特別なシーズンになりました」

 そう佐藤は語る。

「自分のキャリアの中でも、色んな夢が叶った瞬間というのがありました。でも、インディ500制覇っていうのは、本当に信じられないくらい。もちろんそれを目指してたんだけど、『本当に勝っちゃっていいのかな』って思いました」

「他のレースでも、勝つっていうのは特別なんです。でも、インディ500を勝つのは違う。本当に大きい意味を持っているんだと思いました」

「勝ってみて初めて分かるんですが、勝者には毎月何かしらのイベントがあるんです。今もまだ、それが盛り上がっていっている状態。例えば、先日は自分の顔の彫刻を作ってもらって、そのアンベイルが10月にインディアナポリスで行われます。そして来年のインディ500の決勝日まで、チケット全部に僕の顔とか名前が出る。それまで、インディ500ウイナーというのを味わえるんですよ。その後もずっと残るんですが、それだけインディ500優勝は大きいんだと思いますね。それを可能にしてくれたアンドレッティ・オートスポートのクルー、特に26号車を担当してくれた全員とは本当に強い絆で結ばれたと思うし、感謝しています」

 その佐藤は、今季限りでアンドレッティを離れ、来季からレイホール・レターマン・ラニガンに移籍することになった。レイホールといえば、佐藤が2012年に佐藤が所属したチーム。インディ500の最終ラップ第1コーナーで、首位を行くマシンを抜こうとしてバランスを崩し、クラッシュしたあの年だ。まさに”忘れ物”を取りに戻るといった感じだろうか? そう尋ねると、佐藤は次のように語った。

「格好良く言うとそうですね。でも、ボビー(レイホール/チームオーナー)はずっと大きな支援者だったんです。彼のチームでは、2012年の1年限りしか走れませんでした。でも、インディ500優勝直前まで行ったチームですしね。色々あってそれぞれの道を進みましたけど、ボビー・レイホール、マイク・ラニガン、そしてデビッド・レターマンというオーナーたちが、常に僕に声をかけてくれていました。それはすごく嬉しかった。こうやって復帰できるというのは、そういう関係を持っているというのは本当に特別なことだと思います」

「これまでの数年間、楽観できない状況でした。でも、レイホールは非常に強かったし、技術的にも来年は楽しみです。しかも新しいユニバーサル・パッケージになるので、どのチームにもチャンスがあると思います。そういう意味ではグラハム(レイホール/来季の佐藤のチームメイト)とふたりでね、グッと詰まったチームで走れるのを、楽しみにしてます」

 インディ500を制するという輝かしい成績を残したアンドレッティ・オートスポートを1年限りで離れることになった経緯については、佐藤は次のように説明した。

「アンドレッティは来季のエンジンを変更することを検討していました。それは僕にも伝えられていたんです。それは、ちょうどオプション行使するタイミングの前後でした。今後のキャリアのためにも、インディ500を2連覇するためにも、前進したいと思っていた時点だったんです。素晴らしいモノを築き上げてきたチームですが、シートを失う可能性もあったので、自分としても新たな前進をしたかった。結果としてはチームの決断が遅れたこともあり、僕としては移籍することを決めたんです」

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この記事について

シリーズ IndyCar
ドライバー 佐藤 琢磨
執筆者 田中 健一