「信じられないようなフィニッシュだった」ローゼンクヴィスト、超僅差のインディ500優勝に喜び爆発
第110回インディ500を制したフェリックス・ローゼンクヴィストは、0.0233秒という僅差で劇的な勝利を達成。その喜びを語った。
2026年のインディ500は劇的なフィニッシュとなった。ラスト1周で再開されたレースを、デビッド・マルーカス(ペンスキー)相手に半車身差で差し切ったフェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤー・シャンク・レーシング)が勝利したのだ。
ローゼンクヴィストはこれがインディ500初優勝。0.0233秒差というインディ500史上最も僅差の劇的な勝利を、ローゼンクヴィストとしても非常に喜んでいる。
「まず何よりも、信じられないようなフィニッシュだった」と、ローゼンクヴィストは言う。
「なぜか分からないけど、ずっと頭の中で思い描いていた通りの展開だったんだ。実際にそれが起きた時は、まるで筋肉の記憶が蘇ったかのようだった。あの最終ラップのオーバーテイクをずっと夢見ていたからね」
「インディ500では、ラストラップでああいた動きはめったに無い。でも今回は不思議だけど完璧に決まったんだ」
ローゼンクヴィストは今回のマシンが「ロケットのようだった」と話しており、レースは素晴らしいバトルと走りができたと振り返った。
Felix Rosenqvist, Meyer Shank Racing w/ Curb Agajanian Honda
Photo by: Penske Entertainment
「メイヤー・シャンク・レーシング、ホンダ、シリウスXM、そしてすべてのパートナーに感謝したい。あんなロケットみたいなクルマを作るには、本当に大勢の力が必要なんだ」
「最初から最後までずっと完璧に決まっていた。実際、一日中何もセットアップ変更をしなかったんだ。“ピットで時間を節約するため、このままで行こう”ってね。それくらい良かったんだ。最後は少しだけ不安定な部分もあったけど、ほぼ完璧だったよ」
「デイビッド、パト・オワード、マーカス――みんなよく知っているドライバーたちだけど、彼らと競えたのは本当に光栄だ。今はきっと落ち込んでいると思う。でも、あれほど互いにリスペクトを持ったドライバー同士でレースできたのは、本当に素晴らしい経験だった」
「僕たちはものすごく激しく戦った。タイヤが当たったり、サイドポッドにタイヤ痕が付いたりもした。それもまたクールだよ。でも誰も壁に突っ込まなかった」
「だからこそ、あんな素晴らしいフィニッシュになったし、ファンにとっても最高のショーになったんだと思う」
「僕にとって本当に大きな意味がある。たとえ別のサーキットでの勝利だったとしても舞い上がっていたと思う。でも、それをここインディで、35万人の観衆の前でやれたなんて、本当に信じられない」
Felix Rosenqvist, Meyer Shank Racing w/ Curb Agajanian Honda
Photo by: Penske Entertainment
ローゼンクヴィストにとっては今回がインディカーシリーズにおける2勝目。前回は2020年ロード・アメリカ戦であり、久しぶりの勝利でもあった。
そしてローゼンクヴィストは8年のキャリアの中でも、今回の最終ラップの追い上げが自分のキャリアの中で最高の瞬間だったと話した。
「ああ、必要なときに思い切った走りをすることができた。ハイラインを全開で走るなんて、これまでコーナーふたつ分も続けたことはなかったと思う。でも今回は外側を全開で1周走り切った。それはかなりクールだったし、インディでは前代未聞だよ」
「それくらい勝ちたかったんだ……。あの感覚を説明するのは難しい。本当に勝ちたくて、アドレナリンが出過ぎて、クラッシュするかどうかなんてまったく気にならなくなる。ただ全力で突っ込むだけなんだ」
「そのくらいの覚悟が必要だったからこそ勝てたというのも、また最高だったね」
チーム共同オーナーのマイク・シャンクも、この勝利がローゼンクヴィストにとってどれほど大きな意味を持つかを強調した。
「本当に嬉しいことだ」
「彼にはこの勝利が必要だったし、我々にも必要だった。でも何より彼が勝って本当に嬉しいんだ」
「この勝利が彼にとって扉を開き、彼にふさわしい素晴らしいことへ繋がってくれることを心から願っている」
「彼は本当にクールな男なんだ。本当にね。だから本当に嬉しいよ」
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